愛知県にお住いの20代女性「カルシファ」さんの「2回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「カルシファ」さんが前職を選んだ理由
新しくできたクリニックで、クリニックに管理栄養士が正社員として必要としているのはなかなか無いので応募しました。
新しいため、管理栄養士業務の内容をこれから構築していくところから参加できるのはやりがいがあるのではないかと思ったからです。
また、クリニックでもアレルギー科があり、食物アレルギーを大学生時代がら専攻しており、自分の知識を大いに活かして仕事をすることができると思いました。
自宅から自転車で通勤できる近さもありました。
前職の詳細
- 業種:医療系
- 職種:内科・アレルギー科のクリニックの医療事務兼管理栄養士
- 従業員規模:~10名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:2年未満
前職の業務内容
クリニックの受付や会計などの医療事務が主な業務内容です。
院内処方だったため、患者様に合わせて薬を準備する作業、院内にストックしている薬の発注、棚卸、管理、生活習慣病患者の外来栄養食事指導や食物アレルギーを持っている方の栄養指導、およびお子様の栄養指導をしていきます。
乳児検診を行っている医療機関であったため、乳児検診時の離乳食指導を行っていました。
またインフルエンザウイルス・アデノウイルス、溶連菌などの各検査の準備、レントゲン室の準備、予防接種時の看護師の補佐、医師の補助をしています。
「カルシファ」さんの転職のきっかけ
残業が多く、定時があっても定時に帰れることがほとんどありませんでした。
そのため、自分のプライベートな時間を確保することが難しく、バランスが崩れていきました。
新しいクリニックなのもあり、福利厚生に関して、年金が厚生年金ではなく国民年金だったこと、残業代は出るものの、自分の中では業務と給料のバランスが悪かったので転職を考え始めました。
また、院長の運営方針・スタッフに対する対応に不満が積もっていたこともあります。
「カルシファ」さんが転職活動で重要視していたこと
残業がほとんどなく、定時で帰れること、その定時も夜遅くないこと、栄養業務が主であり、調理ができること、やりがいを感じながら仕事ができるかをまず重要視しました。
そして、福利厚生として年金は厚生年金であること、社会保険なども完備していること、育休・産休制度があることも考慮しました。
自宅から通えて通勤時間が片道30分以内で行ける距離にあること、最後に全体を通してお給料の金額に自分が納得いくかどうかを考えました。
「カルシファ」さんの転職活動の進め方
管理栄養士という専門職で就職したかったので、栄養士・管理栄養士に特化した求人情報を扱っている求人サイトに登録をし、転職先を探しました。
専門の求人サイト以外にも、よくテレビなどで宣伝している転職サイトも参考にしていました。
また、大学でお世話になっていた教授や同じ職種の先輩、友達に相談しながら、またいろんな職場で働いている管理栄養士のネット掲示板などの投稿を見て、自分にあうのはどこなのかを探しました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2018年12月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
1回目の転職は入社して3か月後、2回目の転職は入社して1年半後にしました。履歴書の職歴には必ず記載しなければいけないので、隠すことはできません。
なので、なぜ転職を考えているのか、どうしてその会社なのかをはっきりと伝え、生半可な気持ち、中途半端な気持ちで転職を考えてはいないということを理解してもらえるようにしました。
自分がどうしてこの仕事をしたいのか、この仕事で何がしたいのかをしっかり考えて転職活動をしました。
「カルシファ」さんが転職先を選んだ理由
調理をすることが好きで得意、子どもが好き、食物アレルギー関連を専攻していたこともあり、保育園での管理栄養士を選びました。
自宅から自転車で通える距離であり、残業がほとんどなく、定時で帰れること、定時で帰れる中で調理、事務作業と自分のやりたい、やりがいのある業務内容だったことが一番の決め手です。
自分が考案した献立をすぐに反映させ、その園児たちの反応もすぐに直接感じられること、提供食数も多すぎず自分の力量に遭っていると思ったからです。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:保育園での管理栄養士
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
昼食、おやつの調理、配膳、片づけ、献立作成、食材の発注、給食だよりの作成が主な栄養業務です。
ひなまつり、子どもの日、七夕などの行事には行事食を考案し、提供します。
また食育に力を入れている保育園で、自家栽培をしているのでその自家栽培で採れた野菜を子どもたちに本来の味を知ってもらうために調理、食育をします。
子供たちと一緒にカレーつくり、クッキーつくりなど調理も一緒にする計画を立てて、実行します。
空き時間には、保育の補助もします。
「カルシファ」さんの転職は「成功」だった
1回目、2回目と転職をしましたが、それぞれ前職よりは良い職場環境でした。
ただ、1回目の転職時には定時が夜遅いなと少し思いつつ、勤務していれば慣れるだろうと思っていたのですが実際に慣れることはなく、自分の中で一番重荷になっていきました。
残業も残業代が稼げてお給料アップするから大丈夫だと思っていましたが、自分には何時に帰れるかわからない状況が毎日続く仕事、定時が今までの私生活より遅くなり、リズムが崩れることをしっかり考慮できなかったからです。
「カルシファ」さんの転職を振り返っての感想
転職をして、やっと本当の自分に出会うことができたと実感しています。
転職はどうしてもマイナスなイメージを持たれがちですし、自分でも忍耐力が足りない情けない自分なのかと責める時期もありましたが、今思うと転職は自分のステップアップであり、大きな不満やストレスによって体調を壊しながら働くのは時間がもったいないと思います。
実際に体調を崩しましたが、今ではすっかり回復しました。1回目で自分に本当にあった会社を見極めるのはとても難しいです。
なので転職を前向きにとらえて、本当の自分らしさを出して働ける職場に出会えて本当に良かったと思っています。
「カルシファ」さんの今後の目標
現在、様々な献立を考案しては提供して、良い反応だったら提供を続け、よくない反応だったら改善するを繰り返しています。
これからも新しいメニューを加えてサイクルメニューでも新鮮さを求めて生きたいと思っています。
また、アレルギー児も一緒に食べられるレシピを保育園の大量調理でもできるものを考案し、園児がみんなで楽しく食事をし、食べることの楽しさを知って、すくすくと大きく成長していってほしいなと思っています。
「カルシファ」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職すると「次は失敗できない」と自分にプレッシャーをかけてしまいますが、たくさんプレッシャーをかけすぎないようにしてほしいです。
そのためにも、自分が何が得意で、何をしたいのか、どんな仕事が向いていて、どの仕事が向いていないのか、最低条件はなんなのかを自分の中できちんとはっきりさせることが転職活動を成功させるポイントだと思っています。
また面接や履歴書の自己アピールをする際は堂々と自信をもっていないと見抜かれてしまうので自信を持ってください。