宮城県にお住いの30代女性「non」さんの「3回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「non」さんが前職を選んだ理由
薬剤師として医薬品の知識を増やせると思ったからです。
医師に薬を使ってもらえるように説明したり、世間話をしたりなど、知識も必要ですし、コミュニケーション能力も必要になってきます。
薬剤師としてのスキルを高めたかったので、MRの職を選びました。私は人と話すことが好きですし、たくさん知識を増やしたいと思う自分にはぴったりの職種だと思ったからです。
また医師との交流の中で医療の実態を身をもって学びたかったからです。
前職の詳細
- 業種:メーカー系(素材・医薬品他)
- 職種:MR
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:3年未満
前職の業務内容
自社の医薬品の勉強、文献やデーターを学び知識を深めます。
また医師に自社の医薬品を処方してもらえるように、病院に通い、医薬品のアピールをします。
ここではコミュニケーション能力がとても大切で、何気ない会話ひとつひとつを大切にします。
社会情勢も常にチェックして、先生の話に合わせられるように努力しました。
また薬局にも薬の勉強会を開催してもらい、自社の医薬品の説明をしてまわります。
医薬品の改正やニュースがあればこまめに病院、薬局に通い、説明します。
「non」さんの転職のきっかけ
メーカー勤務もとても楽しかったし、勉強になるので、私的には辞めたくなかったのですが、やはり結婚をするにあたり、残業が多いことが厳しいと感じたからです。
出張などで家を空けることもあまりしたくないですし、休日出勤も多かったので、もう少し時間にゆとりがある職種に転職しようと思いました。
実際主人にももう少し定時で帰れるような無理のない職場に転職してほしいという希望があったからです。
妊活も考えていましたし、尚更でした。
「non」さんが転職活動で重要視していたこと
まずは残業がないことが第一条件でした。
そして転勤がなく、落ち着いて同じ職場で働けるということが希望でした。年収多少下がっても、時間にゆとりが欲しいのでそちらを優先に考えました。
また週休二日がしっかりあり、休日出勤があまりない職場を選びました。
従業員が少ないと、実際なかなか休めなかったり自由がきかないこともありますので、しっかり従業員の人数がそろっていて、何かあるときはちゃんと休める職場を探しました。
「non」さんの転職活動の進め方
薬剤師の転職エージェントなどに登録して紹介してもらいました。
何社か面接を受けてじっさい職場を見学に行き、どのような雰囲気かよくよく見ました。
実際働いている人たちの話を聞いたり、質問したりして吟味して決めました。
ハローワークにも何度か通い、求人情報を常にチェックしていました。
あと薬剤師の友達にどこの会社がお勧めか、実際働いてみてどうか、ブラックではないか、現状をしっかり確認しました。
面接だけでは表面しかわからないので、人の口コミを大切にしました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:3社
- 転職活動開始:2018年10月頃
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年5月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
自分が今まで勉強してきたこと、スキルをしっかり伝えました。
ここの会社に就職できたら実際どのようなことができるか、どのような薬剤師になりたいか、具体的に説明するようにしていました。
またすぐに決めないで、何度も足を運び、実際の薬局の雰囲気をじっくり確認しました。
患者さん対応もしっかり見ました。その中で自分に合うような職場を選ぼうと決めていました。
自分にしかできないと思う強みをしっかり伝えられるように努力しました。
「non」さんが転職先を選んだ理由
結婚をきっかけに転職しました。MRだと残業が多く、また出張などもあったので、結婚してからは厳しいと感じたからです。
あまり残業がなく、定時で帰れるような職場を探していました。
調剤薬局の薬剤師は出張などもほとんどなく、時間もだいたい定時に帰ることができるので、選びました。
また患者さんとのコミュニケーションも楽しそうだと思ったからです。
今まで勉強してきた知識も活かせると思いましたし、違う職種でまた学びたいと思ったからです。
転職後の詳細
- 業種:調剤薬局
- 職種:薬剤師
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:契約社員
転職後の業務内容
医師の処方箋に基づき、調剤業務を行います。
そして患者さんに服用回数や服用方法などの薬の説明をしっかりしながら、患者さんとの会話の中から体調を確認し、薬が効いているのか、しっかり服用してるか、今の薬で合ってるのか確認します。
何か疑問があれば医師に連絡し、しっかり確認します。
また最近は在宅医療も力を入れていて、癌患者さんなどに麻薬の処方も受け付けています。
家に実際お邪魔して、薬を説明したり、症状を確認しています。
「non」さんの転職は「成功」だった
時間に余裕ができたし、休みの日も出勤する必要がなくなったからです。
しっかり定時で帰ることができて、帰ってからはご飯を作ったり主婦業を充実することができました。
実際調剤薬局でもブラックなところが多く、残業が多いところもたくさんあるので、そのようなことがないように、しっかり先輩の話を聞けて選べたので良かったと思います。
週休二日もしっかり守られているし、有給ももらえるので、この転職は大成功だったと思います。
「non」さんの転職を振り返っての感想
実際転職しようかなと思ってから動くまで、少し時間がかかってしまいました。
途中で何度もこのままでいいかなと思い、転職を諦めようと考えることもありました。
しかしこのままではダメだ!しっかり今動かないと、後々後悔すると思い、転職活動をしたことも事実です。や
はり慣れたところから新しいところに行くのは、とても抵抗がありました。
一からまた覚えないといけないとマイナスな気持ちになることもありましたが、なんとか大成功の転職ができて良かったです。
「non」さんの今後の目標
今まではメーカー勤務だったので、実際病気の患者さんに接することがありませんでした。
今は毎日おじいちゃんおばあちゃんなどの患者さんと接し、薬の話以外にもたくさんの世間話をしながら、患者さんの健康をサポートできるように努力しています。
薬剤師としてより、一人の人間として頼っていただけるようなそんな薬剤師になりたいと思っています。
もちろん勉強をかかさず知識もたくさん増やし、しっかり心のケアもできる人間になりたいです。
「non」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
やはり転職するときは誰でも不安になると思います。
楽な方がいいので、このままでいいや、我慢すればいいやと諦めてしまうかもしれません。
しかし一歩進めば、また全然違った景色が見れることも確かです。
なぜ転職を考えたのか、今の職場ではなぜ納得いかないのか、ひとつひとつノートに書き出して、客観的にみてみると解ると思います。
勇気をもってどんどん踏み出してください。
必ず自分に合った最高にやりがいのある職場が見つかると思います。