静岡県にお住いの20代女性「とらを」さんの「3回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「とらを」さんが前職を選んだ理由
まず第一条件として、土日祝日が休みで年間休日が120日以上、マイカー通勤可能の、機械や工場向けの法人営業がやりたかったため、その会社を選んで面接を受けました。
次に、筆記試験、支店での役員面接、本社での役員面接という順をしっかり踏んでいたこと、清潔感のあるオフィスということで、良い印象を受けました。
その際の面接官数人の印象が明るく、実際働いたら楽しそうな会社という印象を受けたため、入社を決意しました。
前職の詳細
- 業種:商社系(電気・電子・機械系)
- 職種:営業
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:1年未満
前職の業務内容
朝会社にいったら、メールのチェックと在庫管理、持っていく荷物の整理、箱づめ、見積もり作成、アシスタントとの打ち合わせをします。
それがすべて終わるのに半日かかり、お昼前になったら納品する荷物を社用車につみこみます。
午後は夕方5時ごろまで納品、客先へのPR活動、商談を行います。
夕方事務所に帰ったら、アシスタントと打ち合わせをして、翌日持っていく荷物の打ち合わせ、留守中に入った注文の確認をします。
その作業を22時っごろまで行い、帰宅します。
「とらを」さんの転職のきっかけ
毎日22時くらいまでのサービス残業の強制、土日のサービス出勤が多かったため、身体的疲労が大きくなっていたこと、課長による毎日の罵声が飛び交っていて、ストレス性難聴になったことが転職を決意したきっかけでした。
私の前にも課長のターゲットになって、鬱病になって退職した人が3名いたこともきっかけでした。
病院から環境をかえるようにという診断書も出ていたため、自分の意志とともに総合的に判断して、退職を決意しました。
「とらを」さんが転職活動で重要視していたこと
転職先を探す際には、次こそは長く働きたいという気持ちが強かったので、土日祝日が休みで年間休日が120日以上、マイカー通勤可能、法人営業であること以外に、女性の産休制度が整っているか、残業時間は20時以内かというところも考慮して探しました。
産休制度や残業時間については、面接の際に聞きにくくてもしっかり聞くようにして、面接官の反応を見るようにもしました。
その際の面接官の態度が悪かったら、入社後もうまくいかないと考えました。
「とらを」さんの転職活動の進め方
転職エージェントにもいくつも登録し、インターネットとハローワークを並行しつつ探しました。
転職エージェントは親身になってくれるのは最初だけなので、基本的には自力でインターネットとハローワークを毎日チェックしました。
どの転職サイトは何曜日に更新、という自分のリストを作成し、チェック漏れのないようにしました。
ハローワークは仕事の合間に立ち寄り、女性でも応募が可能な案件かどうかを電話で確認してもらい、探しました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社~20社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2019年3月頃
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年7月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
私はまだ20代にも関わらず転職回数が多いので、職務経歴書を書く際は、自分がしてきた実績をいかに大きくアピールするか考え、ハローワークの人のアドバイスをもとに、職務経歴書を完璧に作成しました。
面接までいけたら、いかに自分が営業という仕事が好きか、飛び込み営業が好きで実績を残したかを明るくアピールするよう心がけました。
表情もかたくならないように、営業向きであると思ってもらえるように常にハキハキ話しました。
「とらを」さんが転職先を選んだ理由
今までと同じように、土日祝日が休みで年間休日が120日以上、マイカー通勤可能の法人営業で探しました。
その際、食品業界と不動産関係、保険関係の営業は除いて探しました。
面接に行った際、会社の中を案内してもらいましたが、全体的に衛生的で整っていたことに良い印象を受けました。
また、残業時間について聞いた際に、18時代に全員帰っているということを聞き、最近話題の働き方改革を意識している印象を受け、入社を決意しました。
転職後の詳細
- 業種:商社系(電気・電子・機械系)
- 職種:営業
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
まだ入社していないので、入社の打ち合わせに行ったときに聞いたことを書かせて頂きます。
まず朝行ったら朝礼があり、そのあとメールのチェックをし、お客様への対応をします。
午前中は商品知識をつけるために、倉庫で実際に納品するものを見ながら、商品の名前と種類について学ぶそうです。
午後は先輩に同行しながら、どのようなお客様がいるのか、どのような営業スタイルで毎日の営業活動を行うのかを、OJTで一緒に学ぶそうです。
「とらを」さんの転職は「ちょっと成功」だった
やりたい営業と言う仕事、働きやすそうな制度がしっかり整っているという意味では、今回の転職活動は成功だったと思っています。
しかし、収入の面では今までと同じになってしまっているので、収入アップは見込めなかったところが失敗かなと思っています。
また、今回はストレス性難聴の治療のこともあり、就活にあてがう時間があまりとれなかったことが残念だったと思います。
本当ならもう少し、就活にじっくり時間をかけたかったです。
「とらを」さんの転職を振り返っての感想
今回の転職活動は、今までと違ってストレス性難聴との闘病生活を並行しながらだったので、いつも以上に苦労しました。
せっかく書類が通って面接にいきついても、面接官の声質によってははっきり聞き取れないということがあったからです。
今回内定が出た会社は、面接官3人の声が聞き取りやすかったために、自信を持って受け答えできたことが内定に繋がったと思っています。
それでも諦めないで活動を続けたことが結果に繋がったので、これからは自信を持って働いていきたいと思います。
「とらを」さんの今後の目標
私は、今後女性の営業職として、男性の営業社員に負けないくらいの成果を出せるように商品知識を付けて、お客様に感謝される営業を目指していきます。
今度の会社は、女性の産休実績もしっかりあるそうなので、いつか自分が子どもを産むことになっても、その制度を使って長く働きたいと思っています。
また、今はいないようですが、女性の営業を増やして、女性の営業部隊を作りたいです。
将来は女性初の営業部長を目指して働いていきたいです。
「とらを」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動は、いつどのタイミングで行っていても必ず不安はついてくるものだと思います。
しかし、私のように転職回数が多くても、人柄ややる気を重要視して採用してくれる企業が必ずあります。
また、女性は特に、男性に比べてなかなか正社員で雇ってもらえない風潮はまだ残っていますし、営業と言う仕事は特にそうでした。
差別のようなこともたくさん言われてきましたが、それでも諦めないで就活を続けていたら、必ず報われるときがきます。
頑張ってください。