福岡県にお住いの20代女性「99974」さんの「2回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「99974」さんが前職を選んだ理由
前々職で求人広告代理店でライティング職を担当しており、営業職へのジョブチェンジを希望していましたが、当時二十歳という年齢が若すぎるため同社での勤続を断念しました。
その為年齢問わず営業職を募集している東京エリアの求人広告代理店を探していましたが、同じ仕事内容でも給与に大きく差がある事が分かりました。
せっかくであれば一番高いところ、と思い前職場を選びました。若く活気のある会社であったことも理由の一つです。
前職の詳細
- 業種:求人広告業界
- 職種:法人営業
- 従業員規模:11~100名
- 年収:500万円~600万円未満
- 役職:事業責任者
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
タウンワーク、リクナビNEXT、Indeed、とらばーゆ等、株式会リクルートジョブズ、リクルートキャリア、パーソルホールティングスの商材をはじめ地方紙など、全国の求人広告媒体の法人営業です。
具体的には、新規顧客開拓(電話、飛び込み)、既存顧客への提案・フォロー、 チームメンバーの育成、アポイント同行、 原稿作成(100文字~1500文字程度) 、提案資料作成(ppt) 、原稿の校閲、入稿 、WEB媒体の運用などをしています。
「99974」さんの転職のきっかけ
婚約者が全国転勤のある部署に異動し、さっそく地方への転居が決まりついていくことを決めたためです。
フリーランスで活動するにあたって年収は半分以下になる事を覚悟していましたが、必要な生活費等は婚約者に助けてもらいながら、自分は家事をやりつつ徐々に年収を増やしていくという事で、ゆっくりと転職活動を行いました。
しかし、前職の求人広告代理店営業の仕事もマンネリしてきたこともあり、転居が決まっていなくとも、それを理由に退職を検討していたかと思います。
「99974」さんが転職活動で重要視していたこと
家事と両立しながら働くことが自分の中での絶対条件であったため、フルリモートワークである事、また以前からフリーライターとして活躍することを目標としていたため、ライティングの仕事に絞って探していたので、勤務環境×職種を定めて転職先を探していました。
その条件に当てはまるものはいくつもありますが、継続的に案件がある募集はなかなか難しく、募集企業が尻尾の長い自社コンテンツを持っているかどうかを重要視していました。
「99974」さんの転職活動の進め方
クラウドワークスやランサーズでライティング案件を探し、テストライティングを経て数件の継続依頼を貰いつつ、ウォンテッドリーで自社メンバーとしてフルリモート×ライティングスタッフを募集している企業をくまなくチェックしました。
フルリモートの仕事は通常の求人メディアではなかなか見つけられないため、比較的進取的な求人メディアでの仕事探しを行っていました。
また、転居が多く会社に足を運べないことも考え、WEB面接が可能な企業に絞って探しました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:3社
- 転職活動開始:2018年3月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年4月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
フルリモート×ライティングという条件でのマッチング件数が少ない事です。
また、条件に当てはまる働き方が出来る企業が見つかったとしても、一ヶ月に一回の出社が必須だったり、ライティングテーマが自分の経験してきた分野とは程遠かったりなど、これだ、と思うものに出会う事が一番苦労しました。
はじめのうちは色々な分野のテストライティングを受けて、人材系意外に受け入れてもらえる分野はどこだろうかと必死に探していました。
「99974」さんが転職先を選んだ理由
婚約者が全国転勤のある部署に異動したため、自分も会社員として勤める事を辞め、フリーランスでライティング職をスタートしました。
そのため、完全リモートワークで募集している企業や案件を探し、いくつか検討させていただきました。
数年人材系の経験があった為、転職や就活に関する情報をリリースしている企業とマッチングし、そちらの業務を委託して活動しています。
また、人材系のライティングは文字単価も高いので、そちらも理由の一つです。
転職後の詳細
- 業種:マスコミ系
- 職種:ライター
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:業務委託(フリーランス)
転職後の業務内容
「第二新卒が気を付けるべき転職タイミング」や「退職時に必要な手続き」「採用担当者が考えている選考時の本音」など、転職や就活に関するテーマのライティングを行っています。
転職成功者への取材の書き起こしから、有給や失業手当、パワハラ、リストラなど労働基準監督署、ハローワークの定める情報の抽出と展開、また、求人広告ライティングの委託も行っています。
一日5~6時間程度稼働し、他の時間は家事などに充てています。
「99974」さんの転職は「ちょっと成功」だった
前職に比べ、年収が半分以下になることは覚悟していましたが、ライティング職のニーズや倍率を考えると、もっと勉強してから転職しても良かったかな、という気持ちもあります。
しかしながら20代のうちにリスタートし、勉強出来る機会をもらったと思うと、このタイミングで決断出来たことは良かったかもしれません。
どちらにせよ、数か月後にしっかりと独り立ちできるかどうかで転職の失敗・成功が分かるので、今のところはなんとも言えません。
「99974」さんの転職を振り返っての感想
年収、職種、働き方、勤務地、業種など、「自分にとって優先順位が高いものはなにか」というのは、退職後しばらく経ってからやっと分かるものなんだな、と思いました。
前職を退職する間際には、年収は下げたくない、業種は今まで居た人材系とはまったく違うものが良い、営業職だけはやりたくない、など「~~はヤダ」という考えがこびりついていたように思います。
冷静に、時間をかけて考えてみて初めて「あ、自分はこれがやりたかったんだ」という事が見えてきました。
「99974」さんの今後の目標
月5万円ずつ報酬を増やし、一年後には婚約者に頼らずとも安定した収入を得られるようになっていることです。
また、ライターとしての知名度を上げ、家でコツコツ物書きしているだけでなく、外に出て取材等に飛び回る生活も良いなと思います。
取材したいと思った人に取材できることも一つの目標です。
今は手作業でやっている家事も、収入さえあればいくらでも自動化出来るため、自分が好きな仕事をしながら生活水準も上げる、という事に愚直に取り組んでいきたいです。
「99974」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職を考える際、どれだけポジティブな動機であっても、「~~はヤダ」という思考になってしまうことは誰にでもあると思います。
年収、職種、働き方、勤務地、業種など、「自分にとって優先順位が高いものはなにか」というのは、結構時間が経ってからぽっと出てくることもあります。
なので、本当に何をしたいのかわからない、このままでは転職を失敗しそうだ、という方は、今は失業手当等も充実しているので、のんびり考えてみることも必要かと思います。