東京都にお住いの20代女性「まちょ」さんの「2回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「まちょ」さんが前職を選んだ理由
どの企業にいっても必要とされる、営業という職種を一度経験してみたかったからです。
前職は業界でも営業スキルが身につくと有名だったこと、また3年半という期間が決まっていました。
そのため、とりあえず仕事は変えたいけれど明確な目標がなかったため、期限付きかつどの業界でもスキルが構築できるという点で選びました。
また、内勤から営業になることで給与も約100万ほど上がり、大手企業なので福利厚生もしっかりしていて年間休日も多かったため選びました。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:営業
- 従業員規模:1001名~
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:契約社員
- 在籍期間:3年未満
前職の業務内容
美容系広告の新規・既存営業です。
新規営業は担当エリアの未掲載店舗に片っ端から電話や訪問でアポをとり、お店の状況をヒアリングし、広告の掲載を頂きます。
既存営業は担当のサロンの業務課題を掘り起こし、広告の媒体を使用しどのように解決ができるかと提案し、必要であれば(必要でなくとも)広告費の増額をしてもらって自分の数字を達成させるという仕事でした。
アポのときの資料はもちろん自分自身で作成し、実際に掲載される広告の内容も自分で考えることが多かったです。
「まちょ」さんの転職のきっかけ
前職で営業という職種に憧れていたものの、性格的にあわず体調を崩してしまったためです。
比較的共感性が高い方なので、新規のサロン訪問や電話で暴言を吐かれたり、実際の打ち合わせ中に人格を否定されたりすることが多く精神的に参ってしまいました。
中にはそういったものをうまく流せる人がいて、営業でもいい成績を残すのですが私には無理でした。
上司も厳しく、上司にも人格を否定されるようなことを言われたため辞めることに決めました。
「まちょ」さんが転職活動で重要視していたこと
前職では個人事業主を多く担当しており、クライアントに対する不満が多かったため、次働くのであれば比較的大手企業がクライアントになる会社にしようと決めていました。
年収や年間休日などもあまり下げたくなかったですが、とはいえ、もう営業はやらないと決めていたのである程度の年収ダウンは覚悟していました。
他には、前職がターミナル駅で通勤が大変だったので、なるべく通勤時間を減らすことで1日のストレス指数を少しでも下げることを目標にしました。
「まちょ」さんの転職活動の進め方
大手の転職エージェントには全て登録し、面談へ行きました。
また、ほかにもキャリトレなどの転職アプリなどにも登録し、気になるところやオファーがあった企業などに話を聞きに行きました。
各エージェントやその際に担当者になった人がどのような人かで紹介してくれる求人や今後の方向性が大きく違うので、時間があるのであればなるべく3つは登録した方が良いと思います。
その中で自分の希望に沿った提案やアドバイスをしてくれる担当者を見つけるべきです。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社~20社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2018年10月頃
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
志望動機と今後のビジョンについてなど自身のことを深掘りすることが難しかったです。
というのも、前職の仕事がいやという理由だけで転職を決めたため、今後のやりたいことやなりたい自分の姿などが全くイメージができなかったからです。
普通であれば、そういうビジョンに合わせて企業を選ぶので面接対策もしやすいかと思いますが、私の場合は各応募企業に歩み寄った志望動機やビジョンなどを都度考えなりきらないといけないことが大変でした。
「まちょ」さんが転職先を選んだ理由
とりあえず前職を早く辞めたくどこでもいいから就職したいとただそれだけでした。
その中でも、自宅から近く、年収もそこまで下がず、これまでの営業のスキル活かせられると思ったからです。
本当は営業のような仕事は前職で体調を崩してしまったこともあり、もうやりたくなかったのですが、エージェントから正直営業もしくは事務系の仕事以外は難しいとバッサリと言われ仕方なく選んだような状況です。
前職で疲れ病んでいたこともあり、ほとんど頭を使わずに選んでしまったことを後悔しています。
転職後の詳細
- 業種:IT・通信系
- 職種:アカウントマネジメント
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
アパレルサイトのシステム会社で担当クライアントの窓口を担当していました。
特に担当クライアントの売上拡大やサイト改善の提案などが主です。
どちらも内容を担当クライアントとすり合わせし、社内の各部署とスケジュールを調整、確認、修正、、、と比較的1つのことを進めるのにもかなり時間と労力が入ります。
それにも関わらず担当クライアントからはクレームの嵐というのが日常でした。
社内の人間が成熟していないこともあり、トラブルも多かったです。
「まちょ」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
よかった点は辛い仕事から離れられた点です。
この先ずっと続けていけそうにはなかったので、早めに見切りをつけて次に進めたことはよかったかと思います。
一方で悪かった点は、企業についての調査が甘かったことで、実際に入社したら比較的ブラック企業で驚きました。
事前に口コミをみてどういう社風なのか見ればよかったと思いますし、事前にネットなどでブラック企業の見分けかたについて勉強をしておくべきでした。
また、実際に社員にも1度しか会えなかったことも怪しむべきでした。
「まちょ」さんの転職を振り返っての感想
完全に見切り発車でした。
ですが、前職の仕事も確実に続けていくことは難しかったので逃げの転職ということで次のキャリアに向けてよく考えないといけないなと思っています。
また、新卒の頃とは違い、20代後半にもなるとしっかりとした実績が転職に必要になってくるなと実感しました。
そうでないと、大体のキャリアの方向性がガッチリと決められてしまい身動きが取れなくなってしまいます。
海外では職種チェンジが柔軟にできる国もあるようですが、日本ではまだまだ難しいですね。
「まちょ」さんの今後の目標
職種、企業風土全てが自分にマッチした企業を見つけ、転職することです。
なかなか贅沢な要望かもしれませんが、そのためには自分が何を求めているかを明確にすることが大切だと思うので、何が嫌で何がいいのかという自分の判断軸と、何なら頑張れるのかという目標をはっきりさせていきたいと思います。
次はしっかりと企業を見極めて転職先の企業を見つけていきたいです。
忙しく辛くても自分を見失わないように頑張っていきたいです。
「まちょ」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
私のように逃げの転職をする人は多くないかと思いますが、少なくもないかと思います。
逃げの転職をするときのポイントは、自分の今の満足しているところが引き続き満たされ、不満に思っている負が解消されるかどうかです。
それさえクリアできていれば逃げた先でまた悩むことはないかと思います。
辛い時は人間思考回路が停止し、投げやりになってしまうこともあるかとは思いますが、そういった時はエージェントや友人などの第三者の意見を大切にしてください。