神奈川県にお住いの30代女性「なおなお」さんの「3回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「なおなお」さんが前職を選んだ理由
UIデザイナーを大学時代に美術大学で専攻していていましたが、社会人になってからUIデザイナーとして働く機会がまったくありませんでした。
でも、年齢的にも心機一転、職種を変えようと思い、思い切ってUIデザインの仕事ができるところを探しました。
経験がなかったため、まずは派遣に登録して派遣会社を通じて仕事を紹介して頂きました。
最初は派遣で数年間修業して、その後正社員になろうと計画をたてていました。数年間は修業を頑張ろうと、前職を選びました。
前職の詳細
- 業種:メーカー系(電気・電子・機械系)
- 職種:UIデザイナー
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:派遣社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
WEBデザインの画面デザイン制作とコーディングや、家電の液晶パネルに使用するイラスト作成、液晶パネルの操作部デザイン制案出し、操作画面(UI)のデザイン作成、アイコンや会議資料に使用するイラストの作成などをしていました。
主に、正社員さんが付いていて、その方のお仕事の補助アシスタントという立ち位置でした。
正社員さんに言われた納期にしたがって、言われた仕事を的確に処理する、そのような仕事のやり方でした。
「なおなお」さんの転職のきっかけ
年齢的に、正社員として雇ってもらえるのはもうこの今の年齢辺りが限度かと思ったのが転職を考えたきっかけです。
また、派遣社員として働いている給与と、正社員での給与は全く違うものですので、生活の安定を図るためにも、ここで正社員になろうと思い転職を考えました。
そしてわたしは結婚をしていない独身女性なので、将来への金銭的な不安がとてもあり、最後の転職のチャンスだととらえていました。
年齢的な部分が一番大きなきっかけです。
「なおなお」さんが転職活動で重要視していたこと
大企業で安定して働けることが一番重要視していたところです。
福利厚生もきちんとしていてブラック企業でない会社であること、有休休暇もきちんと消化できて女性でも働きやすい環境であることが最優先でした。
そして、女性だらけの職場だと人間関係が大変そうなので、男性も多くいる会社であることもポイントでした。
もちろん通勤時間が短ければ短いほど体にとっても楽でいいので、約1時間で到着できるという点も魅力的な点でした。
「なおなお」さんの転職活動の進め方
インターネット検索で、直接いくつかの会社名を記入して検索をかけて探していましたが、そうしたら募集を募っている転職サイトがあったので、そこを通して応募しました。
具体的に自分が入って活躍できそうな、そして大企業である、ということを前提として選ぶようにしていたので、直接企業名を入れて検索をかけて、タイミングよくUIデザイナーの募集があったため応募することができました。
今思えばとてもラッキーだったと思います。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2018年5月頃
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年6月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
自分が今まで制作してきた作品のポートフォリオを作成することから始まりました。
工夫したことは、面接官がより見やすくて理解がしやすいポートフォリオを作れるかどうかですが、そこはとても苦労してアレンジをして作りました。
目を引く作品はトップにもってきて、中盤はそれなりに活躍してきた作品をいれ、最後は面接で飛ばされてもいいような作品を入れ込みました。
自分にとっても魅力的に見えるような分かりやすさを盛り込んだポートフォリオ作りが一番苦労しました。
「なおなお」さんが転職先を選んだ理由
選んだ会社が誰もが知っている大企業であり、会社の安定性があったことが決めてでした。
また、自宅からの通勤が便利であり、給与が派遣で働いていたときよりもとても上がることに加え、自分がやりたいUIデザインのお仕事ができることなどのメリットがあって、今の会社を選びました。
前職の派遣社員のままでは先の生活が見えなかったので、「正社員になれる」ということを優先的に選びました。
また、福利厚生もきちんと充実しているので安心して入社することができました。
転職後の詳細
- 業種:メーカー系(電気・電子・機械系)
- 職種:UIデザイナー
- 従業員規模:1001名~
- 年収:600万円~700万円未満
- 役職:特に無し
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
自社製品の機器の画面操作部のUIデザインの作成をしています。
また、社内の中でその案件の仕事に関連する部署との打ち合わせを調整したり、打ち合わせを何度も重ねたり、打ち合わせの資料作り、プレゼンなどを担当しています。
UIデザインとひとくちに言っても、前職とは扱う機器が全く違うため、機器の勉強もしなければ内容についていけません。
業務内容は、前職と比べるととても幅広く多いものになりました。そして専門知識がかなり必要です。
「なおなお」さんの転職は「ちょっと成功」だった
残業はそこまで多くないですが、一人が抱える仕事の量がとても多く大変濃い内容です。
一緒にぺアを組んでできる案件ではなく、一人が責任をもって引き受ける案件なので、精神的にも結構追い込まれます。
朝会社に着いたらプレゼンに行き、その後また別件の打ち合わせ、その後プレゼン、プレゼン資料の修正作成などと、目の回るような1日です。
以前の職場は落ち着いてゆったりとした時間の流れで仕事ができていたので、転職して時間の過ぎ方があまりにも違うことにびっくりしています。
「なおなお」さんの転職を振り返っての感想
転職をしてよかったとは思っています。
ただ、入ってみないと見えないことだらけで、自分がやりたかったことができない、ということもとても多く、やりたいことができずに全然違う仕事をしている、といったことも多いです。
1日走り回っている日も結構多いのですが、転職して約1年少し経ちましたが、扱う機器がどんどん変わるため、正直まだ仕事に慣れていません。
プレッシャーをとても感じるので、転職して精神的な負担がとても増えました。
「なおなお」さんの今後の目標
UIデザイナーとして、もっと自信をもって仕事に臨みたいと思っていて、専門的な知識ももっと増やしたいですし、時間に余裕をもった仕事をしていきたいと思っています。
ただ、それには確実な勉強と経験が必要なので、これからさらに勉強に励んでがんばっていくしかないです。
チームの中でも、自分に仕事を任せてもらえたら確実にいい仕事になる、というふうに誰にも思ってもらえるような、そんな人材になれたらいいなと思っています。
「なおなお」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職って、最初は面倒くさいとか考えてしまいがちですが、環境を変えて人を変えて仕事をすることは人生においてとても大きな経験と試練になります。
今の会社で満足していないのであれば、精いっぱい自分の力を出し切って頑張ってみることです。
自分には無理な企業だ、とあきらめずにまずは体当たりしてみてください。きっと、情熱は面接官に伝わります。
絶対この会社で頑張りたい、そんなきもちをもってあきらめずに最後まで丁寧に根気よくがんばれば、願いは叶います。