静岡県にお住いの26歳女性「chico」さんの「2回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「chico」さんが前職を選んだ理由
特別な資格が必要のない事務系の仕事を探していたところ、整骨院の受付(医療事務)の求人を見つけたので応募しました。
今はまだ年齢も若く動き回れますが、いずれ40代・50代になったときに事務の仕事は身体への負担が少なくて良いなと思い、その日のために少しでも事務の経験がある方がいいのではと考えて選択しました。
また、未来の自分のために、若い間に色々な業者の仕事を経験しておこうと、過去に就いたことのない業種を選択しました。
前職の詳細
- 業種:医療業界
- 職種:医療事務
- 従業員規模:~10名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 在籍期間:2年未満
前職の業務内容
私が勤めた院はアナログで、レセプトから何から全て手書きでした。(今は技術も発展しパソコンで一括管理しているところが多いようですが。)
出勤してまず、前日分の洗濯とトイレ掃除、ベッド周りの片付け、一通り掃除が済んだら予約ノートを確認してレセプトを出し、日付と金額を記入していきます。
あとは患者さんが来たら患者さんの話し相手になったり、簡単な施術補助をします。
空いている時間にパソコン業務やレセプト整理、物品管理を行い、レジでのお会計が済んだら、患者さんを出口までお見送りして終了です。
「chico」さんの転職のきっかけ
私は新しい環境が苦手なので、なるべく一つのところでずっと働くことが理想です。
しかし、今回夫の転勤により、辞めざるを得なくなったため転職をすることになったのですが、前職に不満は特になかったのと、同僚や上司・患者様も皆優しかったので転職は正直不本意でした。
しいていうなら、時給が940円と少し安かったこと、受付業務だけだと思っていたら施術補助もしっかりやらなくてはならなかったことが苦痛だったため、慣れるまでは転職したいなぁと考えた時期もありました。
「chico」さんが転職活動で重要視していたこと
職種(自分が少しでも興味があること・今後の人生プランに役が立つ仕事であること)、待遇(長期連休があること・交通費が支給されること・給料が時給1000円を下回らないこと・扶養内勤務ができること・Wワークができること)を重視していました。
あとは夫が転勤族なため、比較的すぐに辞めることができるパート勤務であることや、勤務地がなるべく徒歩圏内で行けるところなどを探していました。
面接時に社員さんと話してみて社内の雰囲気を掴み、自分に合うかどうかなども考えていました。
「chico」さんの転職活動の進め方
まず自分の人生プランを書き出し、見直し、どのような職種がいいかを考えました。
いくつか案を出したあと、ネットの転職サイトを軸に探し始め、たくさんヒットしましたが、自分の理想の勤務先を見つけるまではずっとスマホとにらめっこの日々でした。
ハローワークも考えましたが、新しい土地ではなかなか勇気も出ず、転職自体もそんなに焦っていなかったので、とりあえず転職サイトをいくつか登録して時間の限り探し続けていました。
転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2019年10月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年11月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
「長期連休が欲しい」となるとサービス業は基本的に無理なため、業界がすごく狭くなり、転職先の母数が減る・・・そこが1番大変でした。
それに加えて私は新婚であり、転勤族の妻で、いつ辞めるかわからないという条件で雇ってもらえるのかなと不安だったことを覚えています。
なんとか雇ってもらえる武器が欲しい、と工夫した点は3点で、1点目は「条件的にダメな業界は受けないこと」、2点目は「面接の時に正直に現状を話すこと」、3点目は「私の利点をきちんと伝えること」です。
ここはダメだけど、こんなことができますよ(長期連休は欲しいけど、平日はシフトの融通がかなりききますよ等)をたくさんアピールをしました。
「chico」さんが転職先を選んだ理由
転職前の選択理由とかぶりますが、今後のことを考え、さまざまな職種を経験しておいた方が幅が広がると思ったので、過去に経験したことのない職種に就きたいと考えて選択しました。
また私は幼い頃からマスコミ業界に興味があり、絶対にマスコミ業界に就職したいと考えており、大学はマスコミ系の学部に行き、新卒の就職時はマスコミ業界に絞り就職活動を行っていました。
そのときはその夢が叶わず、全く違う業界に行ったのですが、このタイミングでまた夢を叶えたいと考えました。
転職後の詳細
- 業種:マスコミ系
- 職種:ライター
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
転職後の業務内容
求人誌がメインで、パソコンの専用ソフトに求人情報を入力していくというのが主な仕事です。
営業がとってきたクライアントの要求を、なるべく正確に希望通りに書いていき、掲載する写真をフォトショップで加工したり編集したりもします。
基本的には営業の指示をそのまま反映しますが、稀に「クライアントと直接やり取りして完成させておいて」というような発注がくることもあるので、そのときはクライアントに私が電話をして要望を聞き、記事に反映していきます。
「chico」さんの転職は「成功」だった
もともとマスコミ系に就きたかったため、すべての仕事が新鮮で興味があり、とても楽しんでできている点で成功です。
機械的に記事を書くだけではなく、私がやりたかった「キャッチを考える」などの創造力が必要な仕事をすることができて毎日とても幸せです。
自分が書いた文字が誰かの手に渡り、誰かの人生を変えているかもしれないと思うと、やりがいもありますし社会に貢献できているんだなと自信がつきます。
自分自身の成長にも繋がっているのではないかと思います。
「chico」さんの転職を振り返っての感想
私の場合は不本意な転職だったため、はじめは落ち込んだり虚しかったりと考え込む時間が長かったと思います。
「せっかく馴染んだところを辞めたくない」「次の会社もここみたいに人間関係いいかなぁ」など、出てくる言葉は全部ネガティブでした。
でも転職後の今、このときの自分に言ってやりたいです。「その選択は間違ってなかった!とてもいい職場だよ。
そしてきっと転職も自分の人生を豊かにする一つだよ」と。これからもこの経験を糧にまたその時が来るまで今の職に励もうと思います。
「chico」さんの今後の目標
今後も私は転勤族の夫についていくため、転職を繰り返すことになり、不本意な転職になることが多いとは思います。
自分の人生はなんだろうとふと虚しくなるときもあり、同い年の友人は、転職せずに一つのところで頑張っているのになぁと考えるときもあります。
でも死ぬ時に人生を振り返って、こんなにたくさんのことを経験し、社会とつながり貢献し、私の人生はなんて充実していたんだと思えるように、目の前の仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。
「chico」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職したくて転職活動をしている方は、いずれ転職先が決まった時に忘れないで欲しいことがありますが、前職を辞めた理由、辞めたときの強い気持ち、など前職で感じたことや経験などです。
新しい職について初めは緊張や新鮮さから頑張れると思いますが、時間が経てば新鮮さを失ってやりがいを感じなくなる時もあるかと思います。
そんなときに思い出してみると、どうしても転職したかったあのときのことを思い出してやっと転職できた初心を忘れずに仕事をすることで、仕事ライフはもっと充実すると思います。