東京都にお住いの34歳女性「hisa」さんの「2回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「hisa」さんが前職を選んだ理由
学生時代から音楽やエンターテイメントが好きで、その業界に携わりたかったからです。
中学の頃に行った音楽ライブで、救われた経験があったので、自分も人に感動や人をの心を動かすことができる仕事をしたいと思いました。
きっと素晴らしい音楽や作品を生み出す業界には、たくさんのプロフェッショナルが居るのだろうと考えると、ワクワクしずにはいられなかったです。
また、芸能業界は普通に生活しているとなかなか想像できず、単純に若い頃は想像できない華やかな職業に飛び込みたい興味もありました。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:芸能マネジメント
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年以上
前職の業務内容
ミュージシャンやパフォーマー等のタレントマネジメント業務を行っていました。
マネジメントと行っても単純にスケジュール管理だけではなく、そのタレントがのちの10年、どのようなタレント人生を送るかをプランニングし、ライブやツアーを企画・制作したり、ブランディング作りをしたり、世の中にリリースする作品をディレクションもしました。
また、売り込みやプロモーションも含めて、そのタレントに関わる全てのことを考え実行する仕事です。
「hisa」さんの転職のきっかけ
それまでのタレントマネジメントは、12年勤めたこともあり、自分としては、やりきった感があり、これからの自分の人生を送ることを考えた時に、もっと自分を大切にできる仕事につきたいと考えたからです。
マネジメントが単純に激務というだけではなく、自分のスケジュールまでもがタレント中心のスケジュールで進んでいくことに気づいた時、自分自身に何も残らなくなってしまう怖さがあり、もっと自分の自分だけの時間や人生を歩むために生きようと決めたからです。
「hisa」さんが転職活動で重要視していたこと
給与がそれまもらっていた金額と変わらないことや、今までのスキルを活かしつつ、同業種ではないクリエイティブ会社という方向で探しました。
また、それだけではなく、業務スタンスがきちんと仕事をこなせば定時で終了できるというスタンスのところを重要視して、自分がこの会社で働くというイメージがつくかどうか、という点も考えました。
自分自身がエンターテイメントや作品作りに関わって来たので、その楽しさをまた感じられる会社という点でも探していました。
「hisa」さんの転職活動の進め方
自分が今まで関わって来た方に退職するというご挨拶がてら、どんな仕事をするのがいいのか、意見をいただいたり、募集要項がないかも聞いてまわりました。
ですが、主には、キャリアトレックのアプリやリクルートエージェントを利用し、どんな会社が募集を出していてどんな人材が求められているのか、調べ登録し、その中で自分もエントリーしていくところから始めました。
自分の次の職種の方向性が決まり切る前から、退職を先に決めたので、世の中にどんな仕事があるか調べるところから始めるにはキャリトレが一番自分には合っていました。
転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:3社
- 転職活動開始:2018年10月頃
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年2月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
自分の次の職種の方向性が決まり切る前から、前職退職を先に決めたこともあり、次の職場でどういうスタンスで働いていくか、という悩みが一番最初にあったので、その自分のテンションを探るのに一番苦労しました。
転職サイトに登録し、世の中にどんな仕事があるか調べるところから始め、自分がここで働くとしたら何ができるか・・・など、想像をしながら、自分の働き方スタンスを決めていきました。
いろんな人に相談しながら、探って行った形でした。
「hisa」さんが転職先を選んだ理由
それまでのタレント商品の仕事だったところから、もっとクリエイティブ作品を生み出す仕事に携わりたいと感じたからです。
前職に12年携わっていく流れで、世の中にリリースする作品や舞台自体の演出やディレクションに興味を持ち始め、また、映像や空間的な演出にも興味が深まったため、その業界を目指しました。
また、それまでの激務だった仕事から、自分自身の年齢やキャリアを考え、少し落ち着いた生活をするために転職を考えました。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:映像制作会社_制作進行
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
映像制作会社ではありますが、企業や施設でプロジェクションマッピングをしたり、イベントでステージ造作や照明を含めた、空間演出を行うことがほとんどの会社です。
社内に映像制作のセクション、スペースデザインセクション、サウンド制作セクション、テクニカルセクション、デザインセクションなど、様々なクリエイティブのセクションがあり、そのセクションのクリエーター陣と、クライアントに求められる作品や社内ブランドを形成するようなコンテンツを作る仕事です。
「hisa」さんの転職は「ちょっと成功」だった
転職の本質だった、タレント業務を退くということで、自分の人生を自分の時間で過ごすということができるようになったので成功かなと思います。
ですが、現在11ヶ月働いて、繁忙期は今まで以上に忙しくなり、体力的にも非常にきつい仕事だとわかったので、どちらとも言えないなと思いました。
ただ、前職とは違い、ある程度区切りのある仕事という点や、自分の裁量次第で調整できる可能性があるので、しっかり自分のスタンスは見失わないように働こうと思います。
「hisa」さんの転職を振り返っての感想
私は在職中に少しずつ情報蒐集やプロフィールなどを公開をする方法を選んだので、その点ではキャリアトレックというアプリの気軽さと、欲しいと思ってもらえる企業からスカウトが来るというシステムが非常によかったです。
また、マイナビは担当者が付き、丁寧だなと思う反面なかなか、わがままが言いにくく、自分の性格上、こだわりポイントを伝えるのに躊躇してしまいました。
自分の知らない企業の情報や、今まで採用実績などをちょこちょこ教えてくれる部分は非常に良かったです。
また、自分の転職の目的をしっかり持つことが重要でした。
「hisa」さんの今後の目標
現在の会社で、ある程度自分のペースを保って働き、大きな目標を持って会社や社会に貢献するというより、自分の人生のための仕事をしていきたいと思います。
20代の頃にがむしゃらに働いていた自分から、30代半ばになり、仕事だけではない自分を発見するために、ゆったり時間を費やしていきたいです。
しっかり休日休みをとり、規則正しい生活をしたり、趣味の時間を設けて心を豊かにすることに時間とお金を使いたいと思います。
仕事の手を抜くという意味では決してないですが、自分のキャパシティ以上に頑張ってしまう部分があるので、頑張ることの方向を見直し、心身共に健康を目指します。
「hisa」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
自分が転職をする理由や目的を見失わずに、優先順位をつけられるようにしておくことが重要かなと思います。
また、今までの自分のキャリアは意外と世の中から見ると欲しいキャリアだったりするのだな、ということを認識するきっかけにもなるので、自信を持ってプレゼンできるといいのかなと思いました。
その会社で働いている自分が想像できるかどうかのイメージというのは、意外と大切だなと思います。
想像した時に今の自分より輝いていたり、精神がより健康であると想像ができる会社を選ぶことが重要かもしれないですね。