滋賀県にお住いの34歳女性「ab」さんの「5回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「ab」さんが前職を選んだ理由
家族の仕事の都合で、広い範囲での転居を数年おきに繰り返していたため、転居と合わせてその都度派遣会社に登録、または、同じ派遣会社から別の地域での仕事に派遣してもらう、というスタイルで働いてきました。
県外への転居が続いたため、就職活動などがしにくかったことが大きな理由で、派遣というスタイルで仕事を続けてきました。
また、どれぐらいその土地に継続して暮らせるかということも見通しが立たなかったこともあります。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:受付事務
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:派遣社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
地元の公的な施設での受付、案内という名目の業務です。
ただ、受付カウンターに座っているだけではなくて、電話での対応、施設内の巡回(お客さまの対応を兼ねています)、派遣先職員との打ち合わせ、同じ派遣会社から派遣されているスタッフの出勤管理など、派遣先の行事などの応援など、あるゆる雑務がありました。
契約と違うと感じることもたびたびありました。現金を扱うこともあり気の緩まないようこころがける必要がありめした。
「ab」さんの転職のきっかけ
同居していた家族の就労形態が変わることになり、転居しなくても良くなったことがいちばん大きな理由です。
また、転居しなくても良くなったかわりに、世帯年収の大幅な減が見込まれることとなり、自分の収入を増やすことを具体的に考えるようになりました。
家庭の都合で自分の働ける時間帯が限られていたので、もっと条件の良い、あるいは通勤時間などのコストを減らせるような職場へ、具体的に変わりたいと思うようになりました。
「ab」さんが転職活動で重要視していたこと
家族の都合で、働ける時間帯が限られていてので、まずその時間帯に合うこと、定時で帰れることが条件でした。
そのうえである程度の所得ぎ得られるようにという条件で考えました。それから、通勤をできるだけスムーズに、たとえば駅の近く、とか、車でもアクセスがよいところ、が希望でした。
また、オフィスワークがよいとおもっていたので、そういったことも注意しながら探しました。会社の規模などはあまり重視していませんでした。
「ab」さんの転職活動の進め方
近くにあるハローワークに通いました。
ただ、ゆっくりお話しながら探すという時間的な余裕がなかったので、インターネットで調べて、ある程度しぼってから紹介状をもらいにいく、というスタイルでした。
ハローワークのかたが勧めてくれる案件があまり自分の希望に合わないことが多かったので、自分で探す方が良いと思っていました。
リクナビ、マイナビなどのサイトや、地域のフリーペーパーの求人欄などもこまかくチェックしました。
転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2018年10月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
仕事をしながらの転職活動だったので、時間をやりくりするのに苦労しましたが、うまく有給や時間休を使いなごら活動しました。
また、転職したいということを、職場の誰にも言わないように気を付けていました。
女性の多いところだったので、いろいろと話題にのぼったりして働きにくくなることを考慮しました。また早く転職先を決めたかったので、会社説明などで少しでも無理だと思ったら固執せず別の会社を探すようこころがけました。
「ab」さんが転職先を選んだ理由
通勤が非常に便利だったことがまず1つのメリットに思え、駅ビル内にあり、駅自体も自宅から数駅で、通勤時間がコンパクトにまとまることが魅力でした。
また、古い会社ではあるけれども、新しく立ち上げオープンするオフィスだったので、新しいことを始める魅力的な環境だと感じ、わずらわしい人間関係などができあがっていないのも良いと感じました。
次年度以降は正社員登用が前提であったことも決め手となりました。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:事務
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:契約社員
転職後の業務内容
デスクワークを中心に、電話対応、書類作成、データ入力、管理、来客対応などオフィスワークの全般が業務です。
力仕事や清掃といった業務はほとんどありません。来客が多いので、デスクにかじりつきっぱなしということはなく、どちらかというと対面の人間相手の時間が多いと感じます。
書類や資料の作成は難しいものではなく、雛型がそろっており、入力するだけ、整理するだけ、といったものです。
パソコンの基本ができれば大丈夫です。
「ab」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
次年度以降は正社員登用が前提であったことが転職の決め手となりましたが、年度の途中で、正社員として採用されてきた人がおり、自分の正社員登用はおそらくないだろうというのが今の状態です。
会社には次年度以降の雇用形態について確認しましたが、そんなことは契約書には記されていない言われました。
また、勤務実績や能力に応じて正社員登用する、という念押しがあったので、おそらく次年度もまた契約社員のままなのではないかと思います。
「ab」さんの転職を振り返っての感想
前職をやめてから就職活動をしたほうが、もっと時間をかけて、落ち着いた気持ちでいろいろな準備ができたかもしれません。
また、ほかにもいくつか気になる会社があったにもかかわらず、焦って最初に内定が出たところに決めてしまいました。
また、面接官の次年度は正社員登用という発言を鵜呑みにしてしまったので、少し自分の思っていた状態には今後ならなそうな雰囲気です。
あまり相談するひとがいなかったのも、ネックだったかなとおもいます。
「ab」さんの今後の目標
できるだけ収入を増やしたいというのが願いです。派遣会社や契約社員ではなく、正社員になって、まとまった収入が得られるように努力したいです。
また長く働きたいのでそれも考慮して、働き続けられる職場がいいと思っています。
ただ、一定のこと以外は、個人の努力ではどうにもならないようなことに思えるので、またそのうち転職、ということになると思います。
女性はやはり企業の調整役にされやすいなというのが、しみじみと感じられます。
「ab」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
学歴や職歴だけがものをいうわけではありませんが、やはりなにか自分にはこれはできる、というものがあったほうが強いと思います。
デスクワークなら、パソコン、例えばワード、エクセル、パワーポイントぐらいは最低限どのひともできるものだと思っておいた方がよいです。
人に負けないという点では、ぜったいに土日でも出勤できる、とか、繁忙期、夜間など、人が避けたがる時期に必ず出勤できるというのも、強味になると思います。