東京都にお住いの28歳女性「CHI」さんの「1回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「CHI」さんが前職を選んだ理由
前職を選んだ理由は、単純に会社の雰囲気・そこで働いている人の人柄が良かったからです。
働く場所を選ぶ際に、誰と働くかを一番大切にしているので、その軸に一番マッチするところが前職でした。
新卒で入社したのですが、その際に社長が「人を大切にする会社」と仰っていたのと、実際に人事担当者と面接で話している際に、一番自分自身が素でいることができました。
また、それを受け入れてもらえ無事内定を頂けたので、最終的にそこの会社に就職することを選びました。
前職の詳細
- 業種:IT・通信系
- 職種:システムエンジニア
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
システムエンジニアとして勤務しており、具体的には、自社パッケージソフトの設計・運用という上流工程の仕事を担っていました。
実際に客先に訪問し、お客さんの業務の流れに沿って、パッケージにどのようなカスタマイズを加えるかを打合せします。
その後、社内設計書を作り、プログラマーにそれを依頼するまでが一連の業務の流れです。
また、納品後にはパッケージの使い方の操作指導などをしていましたので、カスタマーサポート等のシフトに入ることもありました。
「CHI」さんの転職のきっかけ
転職を考えたきっかけは、前職の会社の業務内容にやりがいを今ひとつ感じることが出来なかったためです。
もともとシステムエンジニア志望ではなかったのでそもそも業務内容に興味を持つことが出来なかったのと、会社の人間関係は良かったものの、勤務時間や残業時間の長さに疲弊してしまう部分がありました。
土日に出勤したりもするなどあまりプライベートの時間が取れなかったため、転職してもっとより良い環境を探そうと決意しました。
「CHI」さんが転職活動で重要視していたこと
自分がやりたいと思える業務をしたい、ジョブチェンジをしたい、人間関係の良い会社で働きたいなどとということを順番で重要視して転職活動をしていました。
転職するにあたって、ジョブチェンジをしたいというのが最大の理由だったのでそこがマストだったのと、働く上で人間関係は避けて通れないものであるからこそ、前職の会社のような雰囲気の良い会社に身を置きたいと思っていました。
それ以外の待遇などは特に気にしていません。
「CHI」さんの転職活動の進め方
海外転職だったので、私がいる国では以前からコネが必要ということを聞いていました。
そのため、エージェントや求人サイト、ジョブフェスティバルなどもフル活用しましたが、コネを作るということに重きを置いて転職活動をしていました。
具体的には、ビジネスアソシエイションなどの集まりに参加し、求人をしている会社はないかや、実際に希望している業界で働いている人づてに、他社で求人をしているところはないかなどを当たってもらいました。
転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社~20社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2019年7月頃
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年10月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
希望の会社が見つかっても、ビザの関係などでネイティブに仕事を取られることが多かったです。
また、そもそも外国人でオフィスワークで雇ってもらうということが非常に難しかったのと求人自体が少なかったので、転職活動時には毎日のように求人サイトへ張り付いていました。
ネイティブ以外でも歓迎のオフィスワークがあっても、そのような仕事には応募者が殺到するので、求人倍率が非常に高く、なかなか受からないというのが続き大変でした。
「CHI」さんが転職先を選んだ理由
もともと自分自身の中で英語に携わる仕事がしたい、もっとグローバルな環境で働きたい、マーケティングに携われる仕事がしてみたいなどと思っていたので、そのような自分自身の希望に合う仕事を探していました。
現在の転職先を選んだ理由については、知り合いにたまたま紹介されたためです。
現職の会社の最高業務責任者が知り合いの方だったのと、スタートアップの会社で色々と業務に携われそうだったので、断ることなくそこで働くことを決めました。
転職後の詳細
- 業種:教育業界
- 職種:顧客管理
- 従業員規模:~10名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
現在は顧客管理(CRM)と、マーケティング補佐を担当しています。
現在自社の英語学習アプリを利用しているユーザーの基本的な契約の管理やフォローアップ、質問などのサポート・対応から、新たなキャンペーンの企画・立案などさまざまな事業に携わっています。
また、ユーザーの契約動向や、契約が終了したユーザーのアンケートの結果を分析し、今後の契約率向上のアプローチ策や改善策を考えるなどのさまざまな業務を行っています。
「CHI」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
スタートアップの会社なので、ひとりひとりの業務内容が明確に定められていないです。
誰が何をやったか?などがたまにごちゃごちゃすることがあります。
また、これもスタートアップの会社ならではだと思うのですが、プライベートと仕事の垣根があまりないことが多いです。
長期休みなして交代でユーザー対応をしたり、土日も仕事をしたり…などなど、そういった点に関しては制度がしっかりと整えられている大企業で働くのが良いと思います。
「CHI」さんの転職を振り返っての感想
初めての海外転職と外国人という立場で色々ビザや英語の障壁があるなかでの転職活動だったので、非常に大変でした。
外国人に対して寛大な国ではあるものの、一時期は仕事が決まらないかもや、本当に決まるのかな?決まらなかった場合は日本に戻るしかないなどというふうに思っていました。
一方で、決まったときの感動はひとしおで、新卒で就職先が決まったときよりも大きく、ようやく転職活動が成功したと安堵することができました。
「CHI」さんの今後の目標
今後は現在の会社を辞め、より良い環境にチャレンジ・再転職することが目標です。
海外転職もとりあえずは成功したのと、現状の会社にも満足していないことから、他の国での仕事にもチャレンジしたい、働いていみたいなというふうに思っています。
そこでは現職でジョブチェンジしたキャリアをもう少し発展させ、よりプレイヤーとして活躍できるようになりたいなと思っています。
また、将来的にはマネジメントなどもしたいなというふうに考えています。
「CHI」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職先の〇〇にこだわりすぎる、理想の転職先を求めすぎるなどすると選択肢が狭くなってしまうので、広くあまねくフラットな思想で転職先を探すことが大事だなと思いました。
それでもこれにはこだわりたいというものがあると思うので、まずはこれだけは譲れないというものを2つ3つ持ち、それ以外の部分にはこだわりすぎないようにすると、自分の選択肢も広がり、結果として多くの内定からチョイスすることができるのかなというふうに思いました。