兵庫県にお住いの31歳女性「くま」さんの「3回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「くま」さんが前職を選んだ理由
職種と雇用形態を含めて選んだ理由は、一般事務としての経験を積みたかったことと、心身ともに健康体に戻したかったからです。
それまではサービス業に従事しておりましたが、ハードでブラックな世界だったためこれ以上続けることはできないと思い事務系の転職を考えるようになりました。
ですが事務職は人気が高く経験のない私は契約社員や派遣という形でしか難しく、ハローワークの人と相談した結果、役所でまずは一般事務の経験を積み、アルバイトとして頑張ってみることに決めました。
前職の詳細
- 業種:役所
- 職種:一般事務
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
1年更新の契約でそれ以上は同じ部署にいることができないという決まりでした。
全てに共通しているのは正規の職員ではないため、責任がとれないのできちんとしたお仕事はできません。(決裁を回したり、何かアイデアを発案したり等です)
事務の補助という業務内容でしたので、莫大な量のデータ入力やファイリング、電話応対、お茶出しや掃除などの簡単なお仕事でした。
そのおかげで心身ともに回復したことと、役所でしか経験できないような貴重な部署に配属された為、結果面接の際に役だち今に至ります。
「くま」さんの転職のきっかけ
結婚し妊娠、出産、そして子育てをしながら働きたいと思ったからですが、サービス業で働いているときはとても楽しかったですが、体力的に若いうちでしか自分には無理だと感じていました。
女性は大体の方が結婚を機にお辞めになっており、続ける事が難しいのではないかと思います。
20代はやりたいことをやってみたかったので後悔はしてませんが、今後仕事をするのであれば事務職に今のうちに就業しておかないと就職先が見つからなくなると危惧しました。
「くま」さんが転職活動で重要視していたこと
転職先を探す際に重要視していたことは、お休みが確保されているか、福利厚生はきちんと整っているか、有給は10日あるのか、ボーナスやベースアップの有無、産休・育休・介護休暇の実績はあるのか、職務内容が事務であるか、就業先は兵庫県であるか(地元であれば更に良い)という部分を応募する前に見ていました。
面接の際には、圧迫面接ではないか、きちんとした服装・言葉遣いであるか・きれいに職場を保っているのかどうかを重要視していました。
「くま」さんの転職活動の進め方
まずはリクナビNEXT、エン転職、マイナビ転職などでアプリやネットを活用し、dodaやスプリング転職などのエージェントに登録していきました。
ハローワークに通いネットで検索したり無料の説明会にはすべて参加し、各企業のホームページを一つ一つ見て、採用ページに募集があるかどうかなどをチェックしていきました。
また、インディードや新聞の広告チラシなど登録不要のものや、卒業校を訪問しどこか事務で募集していないか、友人の会社で空きはないかなどまで全て活用しました。
あわせて読みたい
あわせて読みたい
あわせて読みたい
転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:80社~90社未満
- 内定社数:4社
- 転職活動開始:2018年1月頃
- 転職活動期間:7ヶ月以上
- 転職先の入社日:2019年5月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
年齢が29歳、30歳のときだったので、未経験なのでほぼ書類選考で落ちました。
面接に進んでも、すぐに結婚して産休に入られても困るというようなことを言われたこともありますが、通るかどうかもわからない、行ってみないとわからないので、能力が足りないと思う企業もどんどん応募していき、面接に臨みました。
今までの部署に関連する資格も取得しました。(例えば秘書課にいたので秘書検定を取っていると少し目に留まるようです。)
「くま」さんが転職先を選んだ理由
転職する上で外せなかった事が「事務職」である事と、地元企業での就職で、現職は地元の老舗企業で、本社も地元にあります。
面接の際、4次面接まであり内定までかなり手間がかかり正直面倒だとは感じましたが、色々受けた経験で、全てとは言えませんがブラック企業に近い怪しい企業であれば書類審査のあと割とすぐに返事があったので逆にここまで慎重なほうが信用できるのではないかと思い決めました。
面接時も圧迫感なく和やかでしたのでこの方たちと一緒に働きたいと思えたのも決め手の一つです。
転職後の詳細
- 業種:流通・小売系
- 職種:総務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
主に発注を担当しています。
各現場から発注用紙を預かりまとめて注文書を各企業にお送りしていき、当日ついた荷物の確認(納品書で)と金額チェックをして月末に全ての金額が合っているか、税額は合っているのかをチェックし財務課に提出をしています。
お歳暮やお中元のシーズンであれば、それぞれに御礼状の手配や御年賀の手配も担当しますが、他は各種問い合わせの対応や、社内の備品管理、体調不良者がでれば介護、その後の対応なども担当することがあります。
「くま」さんの転職は「ちょっと成功」だった
人間関係はとても良く、今までの会社では考えられないほどストレスがありません。
年齢層が高いとうこともあるかもしれませんので、自分の考えをはっきり伝えることができ、またそれで変わることもあるので感じた事はすべて伝えるようにしています。
なぜ成功ではないかというと、お給料がかなり生活のぎりぎりのラインであるからです。
未経験からの事務職に就職なので仕方ないかと思うので、今後スキルアップの為資格を取ってステップアップしていきたいと考えています。
「くま」さんの転職を振り返っての感想
就職活動は長く、とてもつらい時期でした。
出来ればもう二度とあんな思いはしたくないと思うのですが、いつ氷河期に戻るかわからないので、どこでも使えるスキルを身に付けなければいけないと身をもって感じましたので、就職したから終わりではなく今後も向上心をもち仕事にうちこまなければいけないと意識が変わりました。
結果として幸運なことに正社員として事務職に就職ができたのであきらめず活動を続けてよかったと思います。
「くま」さんの今後の目標
短大卒なので、大卒の資格を取ろうと考えています。
大卒かそうでないかでお給料や昇給・昇進が変わってきますし、今後また就職活動をしなければいけなくなったとき、大卒のほうがどちらかというと有利だと感じたからです。
あとは簿記やMOS、TOEICや難しい国家資格の社労士や行政書士など事務系で役に立つ資格を積極的に勉強してスキルアップしていき、ゆくゆくは本社で勤務が出来るようにアピールポイントを作っていきたいです。
「くま」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
思い立ったら即行動、落ちるかもしれないと思ってもとりあえず応募してみる、無料の説明会などがあれば参加してみるなど、フットワークを軽く動いたほうがいいと思います。
1つの企業とご縁がなかったからといって落ち込む必要はまったくないので、気持ちは強く持てるように何かストレス発散できることを見つけてください。