大阪府にお住いの26歳女性「山田」さんの「2回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「山田」さんが前職を選んだ理由
営業事務の業務が、日々資材の発注業務・請求書や売り上げ入力などの単調な業務に少し悩んでいました。
やりたいことを仕事にするには早いほうがいいのではと考え始め、資格や大学の専攻でも学んでいない分野だったのでどうしようかと迷っていました。
しかし、30代になり新たなことをするよりも、なるべく若い間にいろいろ挑戦するべきではと思ったので、退職し、やりたい仕事について勉強をしながら転職をすることを決意しました。
前職の詳細
- 業種:商社系(総合商社・素材・医薬品他)
- 職種:営業事務
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:3年未満
前職の業務内容
営業事務で職務としては、資材・材料・車の手配、納入日時の擦り合わせ・請求書作成・売りあげ金額の入力・得意先との接待・お客様が来られた時のお茶出し・事務所清掃・その他雑務などを行っていました。
特に月末や年度末は請求と資材などの手配業務が重なるので時間に追われて大変で、同時にいろいろな場所の電話が鳴ったりして、営業さんにも手伝っていただくこともありました。
それでも定刻にはあがれていましたので、社内の皆様が協力してくれていたからだと思います。
「山田」さんの転職のきっかけ
前職の業務に少し悩んでいたので転職を考えました。
毎日単調な業務に嫌になっており、自分が思っていた大人ではないなあと感じはじめ、自分は何をやりたかったのか、何になりたかったのかを考えて、書き起こし、明確にしてから転職活動を始めていきました。
毎日同じ業務ではなく、考えながら仕事をしたい・やりたいことを仕事にする、学んできた分野ではない新たな場所にいくは若いうちのほうがいいのではと思い始めたので転職活動を始めました。
「山田」さんが転職活動で重要視していたこと
やりたいことができるのかどうか、業務時間帯、給与やボーナス、グラフィックデザイナーとしての機材環境、部署人数、勤務地など細かめに決めていました。
妥協できるところ、できないところのライン、その日の気分で決めないようにとリストを作成し、どうしても譲れないことだったり、ある程度は許容範囲だったりをぶれないようにしていました。
自分はやりたいことができるかどうかが一番大事な決め手だったので、面接時に様々な質問をして擦り合わせをするようにしていました。
「山田」さんの転職活動の進め方
自分は「リクナビNEXT」をメインに使っていましたが、併用して「マイナビ転職」と「リクルートエージェント」を利用していました。
求人で、グラフィックデザイナーと調べ、勤務地・給与・時間帯などを比較し、とりあえずWEB応募するのではなく、なるべく決め打ちで面接できるようにと心がけていました。
面接の連絡が複数来てしまうと管理するのも大変なのと、気持ち的に疲れてしまうので自分には合わないと思っていました。
少し面倒ですが、細かく業界を調べ、自分の希望・夢に近い会社をピンポイントで選べるほうが時間も無駄ではないかと思います。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:3社
- 転職活動開始:2018年8月頃
- 転職活動期間:4ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
苦労したことは未経験の募集が本当に少ないことで、転職ではなく、新卒で入社するときにもっときちんと就職活動をしておけばよかったと本当に悔やみました。
企業研究や業界研究、今後どうなっていくかなどの調査をしていましたが、デザイナーとして未経験で面接までしてくれる企業が本当に少ないので自分が選べる立場ではなかったです。
なので、未経験歓迎・教育サポートなどがあるかどうかも求人ページでしっかり記入されているかを見ていました。
「山田」さんが転職先を選んだ理由
したかった業務を未経験でも雇ってくださったからです。
グラフィックデザイナーとして、未経験の自分をWEB応募から面接してくださり、サポートしてくださる上司・先輩の皆様がいて、勤務時間帯も自分に合っていたからです。
駅からも近く、少人数でアットホームな環境のなか、現在は直属の上司になりますが、面接してくださった方の雰囲気がよかったことと、休暇・欠勤・給与の面で問題ないなと思ったので入社を決意いたしました。
転職後の詳細
- 業種:メーカー系(素材・医薬品他)
- 職種:グラフィックデザイナー
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
グラフィックデザイナーとして、カタログやWEB素材・バナー、ポスター、雑誌広告などさまざまなものを制作させていただきながら、マネジメントもしております。
入社してから大きなファッションショーのイベントのカメラマンスタッフとして行かせていただいたり、今までしたことのない業務・経験をたくさんさせていただいてます。
入稿日が近くなると残業がもちろん増えますが、一般的な制作事務所よりは残業時間は少ないのではないかなと思います。
「山田」さんの転職は「ちょっと成功」だった
前職に勤めていた時よりは充実した毎日を過ごしています。
もちろん勤務時間や残業は多くなりましたが、それよりも以前の自分よりもストレスのない生活を送れていると思いますが、失敗点といえば、もう少し将来を見据えた転職活動ができていればよかったかなと思います。
メーカーのデザイナーとして勤務しているので、違う業界の仕事は全然入ってきません。
また転職するとなった場合に、ほかの事をしたことがないというのは少し不利なのかなと思っています。
「山田」さんの転職を振り返っての感想
転職をふりかえって、もう少ししっかりと企業研修や、今後の自分の将来を見据えた活動をこころがけておけばよかったと思います。
5年後どうなっていたいかとか、どんな自分になっていたいかなど、明確にしないままに行動していたので少しぼんやりとした現在になりました。
後悔はしていませんが、また転職するのだろうなとなんとなく思いながら現在の職場で勤務しています。
完璧に納得のいく会社がないことはわかっていますが、それでもほかにもあったのかなとか考えています。
「山田」さんの今後の目標
今後はもう数年現在の会社に勤め、さらに飛躍できるようスキルアップしていきたいと思います。
ほかのデザイナーさんとも知り合う機会もあり、さまざまな刺激を得ながら日々過ごせるので、自分もまけないように努力をしていこうと思います。
ゆくゆくは最後の転職をするかフリーランスとして仕事をしていくかを決めて、活動していこうと思っています。
そのためにもいろんな知識・技術を身に着け、自分にしかできないことを見つけていきたいです。
「山田」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
やりたいこと・目指すべきもの・自分の中で大切なこと(時間・給与・やりたいことなど)を明確にしたうえで、転職活動をすることをおすすめします。
辞めることは簡単ですが、新たな場所へ行くこと・採用されることはとても難しくなってきていると思います。
それが未経験の職種や、ブランクのある職歴であればなおさらです。
なので、現在仕事をしながら転職活動を考えている方は、会社に相談するなり、こっそりと努力して転職活動をしていくことをおすすめします。