埼玉県にお住いの48歳男性「SHIGE」さんの「3回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「SHIGE」さんが前職を選んだ理由
社会人になってからずっとアパレル業界で働いていて、入社当時の社風や扱っている商品のブランド力に魅力を感じて中途入社しました。
当時はアパレルの中でも給与や賞与が高いと評判の企業だったのも入社した動機ですが、前職も営業の仕事をしており、百貨店関係にも精通していましたので文字通り即戦力として期待されての入社でした。
入社時はまだまだ出店要請が多く、ブランドとしてもさらに成長する予感もしていてやりがいを感じていました。
前職の詳細
- 業種:メーカー系(素材・医薬品他)
- 職種:商品企画
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:700万円~800万円未満
- 役職:課長(リーダー)
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年以上
前職の業務内容
主な仕事は店舗の運営全体にかかわる事で、その他百貨店側とのさまざまな交渉などが主な仕事でした。
具体的に出店が決まった後の人員配置や百貨店研修から取引条件の交渉やオープンまでのスケジュール計画立案や実行で、担当店舗の売り上げ向上に向けた商品施策の立案や社内での商品手当てなども業務に入っています。
社内の宣伝チームと連動して動員客の増加を目指した取り組みも行っていたり、店舗スタッフの社員教育も手掛けており、採用なども定期的に面接をしていました。
「SHIGE」さんの転職のきっかけ
元々は日本とアメリカとの合弁企業だったのですが、数年前から完全に本国の子会社となり、役員などがすべて本社より派遣されてきてさまざまなマネジメントの方法が変わってきたのが転職を考えた理由です。
売り上げ第一主義による頻繁に行うSALEなどはどんどんブランドの顧客離れにつながっていたり、売れるものは何でも作るといったその場限りの会社の方向性には、多くの社員が失望したり反発をして会社を離れていったのも転職を考えた理由です。
「SHIGE」さんが転職活動で重要視していたこと
私が働いている外資系の業界では、語学力や海外の人たちとのビジネス上のやり取りが必要なので、今までに培ったスキルを少しでも活用できる企業を探していました。
今更、他業種での転職には全く興味がなく、同じアパレルで最近主流の仕事になってきたMD関係の仕事につければとも考えていました。
チームをまとめたりリーダーシップを発揮して推進していくのは得意分野のため、ある程度の組織の責任者的な仕事にもつきたいと希望していました。
「SHIGE」さんの転職活動の進め方
転職をしたいと考えたタイミングで「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」、「ビズリーチ」さまざまな転職エージェントに登録をしたりしていきました。
エージェント側との何度かの面談でまずは自分の人柄から専門知識や専門業務などを共有してもらい、それから時間をかけて自分のスキルを活かせる企業を探してもらいました。
最初は自分で企業を探そうとも考えたのですが、通常の仕事が忙しくなかなか自由な時間が取れなかったのも、転職エージェントを活用した理由です。
主に利用していたのは「ビズリーチ」で選んだのは管理職の転職を得意にしていると知人から聞いたためです。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2018年5月頃
- 転職活動期間:4ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年10月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
まず不安だったのは、自分のスキルやキャリアが市場価値的にどれだけあるのかが全く分からずに最初の1歩が踏み出せずに悩んでいました。
その後に知人から転職エージェントを紹介してもらい、エージェント側とさまざまな面談をすることで、企業側が求めている事と自分が考えている条件などとのギャップをまずは埋めていく事を行い、自分のスキルや専門的知識が他の会社でも通用すると実感できたので、転職をしようとエージェント側に依頼をしました。
「SHIGE」さんが転職先を選んだ理由
前職と同じ外資のアパレルですが、レディースだけでなくメンズや子供服から時計までを扱っている総合アパレルに惹かれました。
ファッションの流行にも流されずにブランドもポリシーやイメージを大切にするデザイナーの考え方にも共感をして、服を販売するだけではなく音楽やアートを通じて、さまざまな魅力を配信していくコンセプトにも魅力を感じています。
日本では20年以上も安定したブランド力もあり、今でも多くにファンがいる素晴らしいブランドだとも感じました。
転職後の詳細
- 業種:メーカー系(素材・医薬品他)
- 職種:商品企画やMD
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:800万円~900万円未満
- 役職:チームリーダー(課長)
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
レディースだけでなく、メンズや子供服を扱っている総合アパレルにMDとして就職する事が出来ました。
外資系のため英語力を活かしてフランス本社とさまざまな商品内容の情報交換や納期の確認や次のシーズンに必要なアイテムなどを日本側から提案も行っています。
コストを見ながら、市場価格に適した上代設定も業務の一つで、入荷後の売上予測を行いながらの追加生産の判断や納期交渉も社内の生産チームと行って売り上げ安定を目指しています。
「SHIGE」さんの転職は「成功」だった
エージェントを利用しての転職は働きながら企業側と連絡をとったりする手間が省けますが、じっくりと転職希望者との面談を行ったり企業側とマッチングを行いますので、募集の少ない40代の場合は最低でも合否をもらうまでに3か月ぐらいは必要になってきます。
半年ぐらいからエージェント側とのやり取りの準備をしていき、無理のないスケジュールで転職活動が行えたのが最大の成功のポイントだと実感しています。
時間がないと焦ったりしてうまくいかないと感じました。
「SHIGE」さんの転職を振り返っての感想
自分の人生ですから今のスキルや能力を発揮できる企業に移るのは、決して後ろ向きなことではなく得るものは多いと思っています。
今や年功序列のシステムが崩れてきて人材もますますグローバルになっていますので、安定を求める働き方は逆にリスクの可能性もありそうですので、それであれば前向きに考えて転職にチャレンジしてみることは大切だと思っています。
ただ今の時代はまさに情報社会で、転職エージェントなどを有効に活用して転職を行うことは絶対に必要です。
「SHIGE」さんの今後の目標
"転職で感じた事ですが、
内定をもらうのがゴールではなくスタートだという事です。
働く会社が変われば仕事の進め方も違っていて今までの経験も役に立たないこともありますし、当然ですがライバルたちも多く決してすべてがバラ色というわけではないと思っています。
せっかく転職をしたのですから、一日でも早く今の会社の社風ややり方になれて、自分が持っている能力やスキルを会社のために活かすことが出来るように努力していきたく思います。
「SHIGE」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
エージェント側にまずは自分の得意分野や人柄を理解してもらうことが自分の市場価値を理解するためにも大切で、ここである程度自信がつけば初めて転職を考えるように決断すれば良いと思います。
求人数は多くはないので、最低でも3か月は余裕を持つようにするべきで、焦ると絶対にうまくいかないと思いますので余裕を持って欲しいです。
また、内定がもらえてから今の会社に退職の意思を伝えてリスク回避が大切で、それだけ自分が思っているとおりには転職は簡単にはいかない場合が多いです。