千葉県にお住いの30歳女性「よいち」さんの「4回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「よいち」さんが前職を選んだ理由
中小企業の会社で営業事務として幅広く経験が積めると考えたからです。
前職の会社の前に、契約社員として一般事務のアシスタントを行っており、次の職はアシスタントではなくそれをステップアップとして営業事務を行いたいという希望がありました。
前職は、全国的に名前の知られている会社で、安定した企業体制の中しっかりとした事務経験を積むことが出来、いろいろな拠点の方や営業、お客様と関われる体制が整っていたのでスキルアップとして丁度いいと感じ、選びました。
前職の詳細
- 業種:メーカー系(電気・電子・機械系)
- 職種:営業事務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
前職は営業事務や経理事務として、営業や経理のサポートを行っておりました。
営業が売上げてきた商品の売り上げの管理をし、お客様が代金をお支払いしたものに対して伝票を起票し、営業の代わりに経理に提出をしていました。
また、請求書の発行や処理、関連会社の方に向けた作業依頼書などの作成も行っておりました。
その他、フロアの40名の同僚や役員の方の小口現金精算も行っており、経理から預かった小さな金庫より入出金を行い、帳簿の記載を行っておりました。
「よいち」さんの転職のきっかけ
前職で営業事務として働いていたときに少し物足りなさを感じたからです。
電話対応や入力事務など、誰にでもできる仕事ではなく、自分にしか出来ない唯一のスキルが欲しいと思い転職を考えました。
その際、大学でかなり熱を入れて学んでいた法律の知識を実務経験で活かしてみたいと思い転職のきっかけになりました。
また、それを考えている頃に前職から全く違う業種への異動の話があり、かねてより転職したいという気持ちを叶えたいを思い、転職に踏み切りました。
「よいち」さんが転職活動で重要視していたこと
重要視していたことは、専門的な事務スキルを得て資格を取りながら実務経験を積むことでした。
事務は誰でも出来ることと、なおかつ将来的にAIがとってかわる時代がやってくるため、資格や法務などの専門的な事務スキルは今後の自分の利点となると思い、重要視しておりました。
また、長期的に働きたいという希望もあったので、自分の時間が取れるくらい残業時間も少なく、安定した福利厚生があり、安心して働いてスキルを磨ける環境を重要視していました。
「よいち」さんの転職活動の進め方
まずは、ハローワーク、リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職などのWEB転職サイトに登録をしてきました。
そして、リクルートエージェント、DODAエージェント、マイナビエージェントなどの大手エージェントや、個人で行っている小規模のエージェントを利用して転職活動を幅広く進めていました。
近隣から探す場合はハローワークを使用し、非公開求人まで幅広くチェックしたい場合はエージェントから届く案件を確認していました。
そのなかでプラスアルファとしてWEB転職サイトを活用していました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:100社以上
- 内定社数:5社
- 転職活動開始:2018年4月頃
- 転職活動期間:7ヶ月以上
- 転職先の入社日:2019年9月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
専門的な事務を希望ということや年齢のことから、未経験での職種の変更は難しく、面接も一次面接で落ちる等の苦労をしていました。
また、法務は大きな企業が置いていることが多く、実際に求人数が少なかったこともあり、実務経験を積んだ中途入社の方と競うこととなり、比べられて不通ということが多かったです。
工夫した点は、職務経歴書を実務経験ベースで何を出来るかしっかり記入することと、大学卒の法律志望の方が書くようなレベルの高い文章に見えるよう何度も何度も添削をしていただいたことです。
「よいち」さんが転職先を選んだ理由
前職で営業事務を経験し、更にステップアップとして専門的な事務の経験を詰みたいと考えたからです。
大学時代に法律を専攻し、大学で得た知識を実務経験として活かしたいと思い、法務の部署のある転職先を選択しました。
転職先は、業界ではトップクラスの大企業であり、契約社員としても大きな経験を積むことが出来、働いていくなかできっちりとした評価制度の下、正社員への道が用意されている点が非常に魅力に感じたので、転職先で下積みをするという気持ちで選びました。
転職後の詳細
- 業種:不動産・建築系
- 職種:法務
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:契約社員
転職後の業務内容
法務として、本社やグループ会社の契約書のチェックやコンプライアンス業務、貸金業務を行っております。
契約書は必ず本社に不利がないか内容を精査し、誤字脱字などが無いよう校閲のような機能を持っています。
コンプライアンス業務は、全国の支店にも向けて毎月1回テーマに沿った質問を出題し、メールで配信をしたり朝礼で読み上げて答えてもらう等の取り組みをしています。
貸金業務は、個人として独立する社員に対して起業用の資金を貸し出すという形で行っています。
「よいち」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
自分がやりたいと思ったことと、自分が出来ることは違うと気付いたからです。
挑戦することが大事で、自分の希望のかなった職種に転職することが叶いましたが実際に仕事をしてみると思っていたよりも難しく、自分の肌に合わないと思うことが多々あり、上司にも向いていないと言われてしまったことが大きく起因しています。
そのため、少し失敗してしまったと感じております。
転職先はOJTもなく、実務未経験でも求められるレベルが高く、中途採用ならこれくらいは出来る、というハードルが常に付きまとっていた為、やりたいだけでは仕事は出来ないと思いました。
「よいち」さんの転職を振り返っての感想
転職を振り返って、自分がずっとかねてより希望していた職種にチャレンジ出来、実際に働けたことは本当に大きなことだと思いました。
自分に向き不向きかもやってみなければわからないので、非常に大きな挑戦になったと思います。
結果的にやりたかった仕事は自分の肌には合わず、相手からも不向きと捉えられてしまいましたが、過去に実務で行ってきたことが自分の強みであると再確認することが出来たのでこの転職は私にとって大きな価値のあるものになりました。
「よいち」さんの今後の目標
今後の目標は、さらにまた新しいステージへと進むために転職活動を行いたいと思っています。
やりたかったことが出来、自分に何が合っているかをこの転職によって感じることが出来たので、今後はより自分の実務経験を活かした職種へと転換し、今あるスキルをどんどん伸ばしていこうと考えています。
そのため、今まで培ってきた実務経験に加え、それに適応する資格を勉強しながら取得を目指し、実務と資格共に自分のものにしていきたいです。
「よいち」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
まずは自分が何を優先したいのかを考えることが大事だと思います。
自分が叶えたい新しい挑戦をすることも良い経験や気付きにつながりますし、今までのスキルを伸ばすために同じ職種にすることも良いと思います。
なかなか自分が希望する100%の企業に出会うことは難しいので、何を優先して何を叶えるかしっかりブレずに持つことが大事です。
一度紙に書き出したり、エージェントなどの転職のプロに自分の気持ちを相談して、自分の最善を模索することが近道だと思います。