大阪府にお住いの44歳男性「田中聡」さんの「4回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「田中聡」さんが前職を選んだ理由
前職を選んだ理由は、通勤距離と自分のパソコンスキルを活かせると思ったからです。
私はそれまで、通勤距離がとても遠い会社で働いていましたが、バス・電車を利用して1時間半かかりましたので、可能であれば、自宅から通いやすく近いところを探していました。
前職は、自転車で10分で通えるということで、その点は一番大きかったです。
また、それまで、パソコンを利用する仕事をしていたので、その点を求めていた求人だったので、その2点が選んだ理由としては大きかったです。
前職の詳細
- 業種:病院、医療系
- 職種:一般事務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年以上
前職の業務内容
前職の業務内容は、病院の事務として働いていたので、受付対応、自院の診察や検査の予約をとる業務、他院の受診や検査の紹介業務、紹介状などの管理や分析業務などをメインに行っていました。
また、庶務業務のようなものも多く、院内イベントの準備や患者様の送迎、救急車を運転しての移動、関係病院への挨拶周りや関係クリニックへの営業回りなど、事務職以外のことも行っていました。
基本的にはパソコンを使ったデスクワークですが、病院で役立つ資格を持っていなかったので、なんでもやらされていた感じです。
「田中聡」さんの転職のきっかけ
病院には7年ほど勤めていましたが、一番の問題点は給与面で、年収300万円にも満たず、妻と子供を養うにはとても厳しい状況でした。
また、職場での強いいやがらせが続いていたことや、上司が変わって職場の雰囲気が一気に変わってしまったことなども、転職を考えたきっかけです。
数年前から、もっと給与の良いところへ転職したかったのですが、働きながら転職先を探すことは難しく、ズルズルと働いているうちに、7年経ってしまい、年齢的にも転職するにはもう限界だと思い転職をしました。
「田中聡」さんが転職活動で重要視していたこと
重要視していたのは、とにかく給与面で、最低でも年収400万以上で、月給は25万円ほどで、賞与が数か月分でるところを探していました。
他に重視していたのは、自宅からの通勤距離で、できれば地元で、自転車かバスで通えるところを探したいと思いました。
また、ずっと事務職だったので、頭で考えてばかりのデスクワークより、体を動かして汗をかいて、とにかく動き回る作業ができる仕事を探していました。
「田中聡」さんの転職活動の進め方
当初は、ハローワークに何度も通い、求人を見ていましたが、なかなか自分の希望にあった求人がなかったことと、働きながら探すには時間がなさすぎたので、転職サイトに登録して探すことにしました。
使っていた転職サイトは、「はたらいく」や「マイナビ転職」、「DODA」などです。
そこにあった求人は、ハローワークで求人を探すよりも、検索機能で、早く簡単に自分にあった求人をさがせたので、時間がない私にとってはやりやすかったしありがたかったです。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社~20社未満
- 内定社数:3社
- 転職活動開始:2018年10月頃
- 転職活動期間:6ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年4月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
苦労したことは、やはり、書類選考で落ちることが多かったことです。
年齢が40歳前半という時点で、非常に厳しいこともありましたし、これまでの経歴も、これといって華々しいものはなかったですし、転職が今回で4回目ということが原因で、書類選考で落ちていたと思います。
書類で通って面接をしても、年齢と転職回数を言った時点で、嫌な顔をされたり、今度は続くの?と嫌味を言われたり、不快な気持ちになることが多かったです。
「田中聡」さんが転職先を選んだ理由
長く事務職を続けていたので、頭で考えてじっとしているよりも、体をもっと動かして、汗をたくさんかいて、働く仕事がしたくて、転職先には倉庫で働ける仕事を選びました。
昔から、水泳や剣道、バスケットボールなどスポーツや運動は続けていたので、体力的には自信がありましたし、周りの人とのコミュニケーション力にも自信があったので、倉庫で働けば、そこにいる従業員皆で協力して、一日一日達成感を味わいながら仕事ができるのではないかと思い選びました。
転職後の詳細
- 業種:流通・小売系
- 職種:事務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
転職した当初は、倉庫で商品の管理や、検品、梱包、シール貼りなどを行いました。
その後、リフト免許を取得し、それからは、リフトを利用して、より大きな商品の管理や移動、搬入などを行いました。
2か月くらいしたときに、事務職に欠員があり、私は希望していませんでしたが、事務職へ異動となり、事務所で、商品の受発注業務や電話応対、受付業務などパソコンを使用したデスクワークに変わりました。
さらに、現場でも欠員が出たので、現場作業+事務作業もすることになりました。
「田中聡」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
成功したと思ったのは、給与が増えて、生活的には少し楽になったことです。
もちろん、そこを一番重要視していたので、贅沢言うなという話しですが、失敗だと思ったのは、職場の上司に恵まれなかったことです。
当初、面接をしてくれて、ともに働く予定だった上司が、私が入社したと同時に異動になり、別の若い方が上司としてきましたが、その人とは全く合わず、毎日とても我慢しながら働いています。
当初は倉庫管理だけの予定が、事務職まですることになり、体力的にかなりきついです。
「田中聡」さんの転職を振り返っての感想
実際に転職活動を始めて、転職先で働くまで、約半年かかりました。
その間は、前職の仕事をしつつ、次の職場も探すということで、気持ち的にも、体力的にも本当に大変でした。
また、土日の休みには、面接などはしてもらえなかったので、有給をとって、面接をしたりしたのが大変でした。
これまでも転職をしたことはありますが、全て、退職してからの転職活動だったので、今回のように、勤務しながらの転職活動は本当に難しいし、気持ちを持続させるのが大変だと思いました。
「田中聡」さんの今後の目標
年齢的にもう転職はできませんし、また、同じような思いをして、転職活動をするのはもう無理だと思います。
なので、今の会社でなんとか長く勤める、というのが今後の目標です。
上司とはうまくいっていませんが、そのうちまた上司が代わるかもしれないですし、その時がくるまでひたすら我慢するしかないと思っています。
また、現在は業務量がとにかく多いので、その辺の事情を本社の方に言って、少しでもマシになるよう業務改善していくことが当面の目標です。
「田中聡」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動、本当に大変だと思いますが、途中であきらめず頑張ってほしいと思います。
私は、転職して全てが成功だとは思っていませんが、転職してから前職の方がよかったなぁと思うこともあります。
しかし、過去を振り返っても仕方ないですし、今の職場の良いところを探して楽しんだ方がよいと思っています。
転職活動は、時間も体力も精神力も使います。
また、家族の応援、支え、理解がないとできないと思うので、家族みんなで話し合って、協力して転職活動してください。