東京都にお住いの23歳女性「ひなの」さんの「2回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「ひなの」さんが前職を選んだ理由
前職の病院は大学の附属の病院であったため、就職試験も面接だけであり比較的簡単に入社ができました。
また、他の病院と比べて試験日程も早く、結果も早く分かったため、残った時間を国家試験の勉強の時間に費やせたことも前職の病院を決めた理由です。
さらに前職の病院はとても大きい病院であったので、1年目から多くのことを学んで知識や看護技術を身につけてステップアップしていきたいと考えたことも前職の病院を選んだ理由です。
前職の詳細
- 業種:医療系
- 職種:看護師
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:1年未満
前職の業務内容
前職の病院では、お風呂に自分で入れる患者さんが少ないので保清ケアといって体を綺麗にするお手伝いや、意識のない患者さんにはおむつ交換を行っていました。
また、自分でご飯が食べられる患者さんにはご飯を配膳していましたが、意識がなく、自分でご飯が食べられない患者さんには鼻から胃まで管が入っており、そこから栄養が取れるように時間になったら栄養剤をつないでいました。
点滴のある患者さんには何時間で点滴が終わるか計算をして終わる前には点滴を交換するなど時間に追われるような業務をしていました。
「ひなの」さんの転職のきっかけ
生活リズムが崩れて体調を崩したことが転職を考えたきっかけです。
自分の中で今後今の病院で働き続けるイメージが沸かなくなり、日々のストレスやプレッシャーから心の健康を崩してしまい、その頃に辞めたいと思うようになりました。
病院に受診して仕事を休んでくださいと言われ就職して初めて自分の感情に目を向けられるようになりました。
仕事を休んでいる間も辞めたい、転職したいという思いは変わらず、病院の先生からも体調を崩してまで今のところにいる必要なはいと言われ転職に踏み切りました。
「ひなの」さんが転職活動で重要視していたこと
転職先を探すときに重要視していたことは、夜勤がないこと、プライベートの時間がしっかり保てることで、この2項目は絶対条件で探しました。
まず、夜勤がないことですが、心身ともに健康であるためにはやはり生活リズムがしっかり整うことが必要であるため、夜勤のない職場に就職することは必須でした。
次に、プライベートの時間がしっかり保てることは、ちゃんと自分の感情に目を向けられるように、疲れたときにはしっかり休めるようにと思い、この2つを重要視して探しました。
「ひなの」さんの転職活動の進め方
転職先を探すときは、同期で仕事を辞めたいと考えている方が何人かいたので、そこから情報収集をしたり、ネットで評判の良い会社を探していました。
また、同じ経験年数で転職した人の話を聞いてどんな転職先がいいか考え、自分の中でどんな会社に就職するかイメージを膨らませてから転職サイトに登録しました。
実際に使っていたのは「マイナビ看護師」や「看護のお仕事」など看護師専用の求人サイトを利用しました。
2~3社ほどサイトは登録し、そこから自分にあったエージェントさんに決めました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2019年10月頃
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2020年3月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
転生活動で苦労したことは、在籍中に転職活動を始めたため、勤務と転職活動の両立が大変でした。
シフト制のため、なかなか面接日程が決まらず、面接の日程が決まるまでに時間がかかりました。
また、心の健康を崩していたこともあり、転職活動中にも体調を崩してしまい、就職活動が一時ストップになってしまって最終的に内定を頂くまで数ヶ月かかってしまいました。
また、前職を退職するのにも時間がかかり、どうやって辞めるかはとても苦労しました。
「ひなの」さんが転職先を選んだ理由
前職の病院と違って夜勤がないことが決め手の1つでした。
夜勤があると生活リズムも崩れていき、今まで楽しいと感じていた趣味も楽しいと感じなくなってしまったので、生活リズムが整うように日勤だけの職場を選びました。
また、夜勤がないだけでなく、お給料の面でも今までと変わらないかそれ以上に貰えるようになるのも転職先を決めたきっかけです。
休日は前職の方が少し多かったですが、休日に仕事のことを考えなくても済むようになったことや夜勤もなく、給料も良かったので今の転職先を選びました。
転職後の詳細
- 業種:医療系
- 職種:看護師
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
転職先でも看護師をしていますが、美容系に転職したため、前職とは全く違う業務内容です。
前職では病気のある患者さんであり、目標としては回復することでしたが、今の病院では、患者さんは健康であり、より綺麗になりたいという目標に向かっています。
主な業務内容としては患者さんのコンプレックスが解消できるようにコミュニケーションをとり、肌の状態に合わせて脱毛のパワーを調整したり、肌が綺麗になるような点滴を投与しています。
「ひなの」さんの転職は「成功」だった
転職後は休日に仕事のことを考えることもなく、ストレスやプレッシャーも度を越すようなこともなく、心身ともに健康に生活できています。
夜勤もなくなったため、生活リズムの崩れもなくなり、何をするにもやる気に満ち溢れていますし、病院の先生からも転職して調子も良くなっていると言われました。
今までできなかった趣味も楽しく感じることや新しいことにも挑戦しようかなという気持ちにもなってきているので、転職して本当に良かったと思います。
「ひなの」さんの転職を振り返っての感想
初めは社会人経験1年目で転職なんてして良いのかとても不安でしたが、結果としては転職して本当に良かったと思います。
仕事するために生きているのではなく、生きるために仕事をしているので、無理して今の仕事を続ける必要はないと今回の経験で学びました。
生きていればなんとかなるし、体調を崩してまでその職場に固執する必要は全くないと感じました。
転職はタイミングと勢いです。
その職場においての将来の自分のビジョンが見えなくなってしまったら転職のタイミングかなと考えます。
「ひなの」さんの今後の目標
今後はこのまま看護師を続けてスキルアップを目指していきたいです。
病棟に戻ることは考えていませんが、元々好きだった美容についてもっと勉強し、自分磨きにも拍車をかけていきたいです。
いずれは看護師に関係はありませんが、美容検定など美容に関する資格にも挑戦していきたいと思います。
誰でもコンプレックスは抱えていますし、私自身もコンプレックスがあるので、美容業界で働いていくうちに少しずつ綺麗になっていきたいと思います。
「ひなの」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動中は先も見えないしとても不安だと思いますが、転職をすると決断したことはとてもすごいことだと思います。
新たな業界に踏み出す人もいれば、私のように同じ業界の違う分野に転職する人もいると思います。
どちらにせよ内定をもらってからも不安なことはたくさんありますが、転職を決断したことに自信を持って欲しいと思います。
自分の好きなことであれば仕事も楽しいと感じますし、環境が違えば生活のしやすさも全く違うので、精一杯頑張って欲しいと思います。