神奈川県にお住いの20代女性「ひかり」さんの「2回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「ひかり」さんが前職を選んだ理由
正社員の内定がなかなか出ず、フルタイムのアルバイトだったので就職しました。
一部上場企業で求人広告を運営している会社だったので、もともと目指していた人事職に携わるための基礎を身に着けられそうと考えました。
また、ベンチャー企業で若手が多く、仕事をたくさん任せてもらえる会社で、アルバイトなので正社員のように裁量を広く持たせてはもらえなかったのですが、業務量は多かったので、仕事の経験はたくさん積ませてもらうことができました。
前職の詳細
- 業種:マスコミ系
- 職種:営業事務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
前職の業務内容
自社が運営している求人広告の会員に、クライアント企業への応募を促すメールを送る作業が中心でした。
アルバイト一人ひとりにクライアント企業が持たされ、私は16社持っていました。
各企業によって欲しい応募者のステータスが違うので、まずは欲しい応募者を探しその人に対し、スカウトのメールを送る作業を毎週こなしていました。
また、スカウトのメールを送った結果どれくらい応募が来たのか、また、その応募者が内定までいったのかなどをエクセルでまとめていました。
「ひかり」さんの転職のきっかけ
アルバイトを辞めて正社員になりたいと思ったからです。
年収200万に届かないくらいで、生活が非常に苦しく現実的な面で、すぐにでも正社員になりたいと考えました。
アルバイトは時給制なので、12月や5月などは欠勤ではなくても強制的に休まされるせいで、給料が減る月で生活が本当に大変でした。
また、元々正社員を目指していたので、ずっとアルバイトを続けていくつもりはなかったのも転職を考えたきっかけの一つでした。
「ひかり」さんが転職活動で重要視していたこと
まず、第一に正社員として採用されることです。
派遣も含めて、時給制の雇用形態、また不安定な働き方はもうしたくなかったので、どれだけ内定が出なくても、こういった雇用形態は選ばないようにしました。
次に職種でを重要視していました。
ずっと事務職についていましたが、一般事務や営業事務などの経験が多かったので、次は手に職といえるような専門知識がつくような専門職種に就くことを目標にしました。
また転職をしようと考えたときに、就職に困らないようにしようと思ったからです。
「ひかり」さんの転職活動の進め方
まず転職エージェントに登録しました。
求人サイトは、自分で受ける会社を探さなければならないですし、自分で探してブラック企業を避けられる自信もなかったので使うことはやめました。
それぞれの転職エージェントによって持っている求人が違うので、転職エージェントに多数登録し、それぞれから求人を紹介してもらい転職活動を進めました。
ハローワークは、空求人などの噂も聞いていたので利用することは控えました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:20社~30社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2017年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
転職活動で一番苦労したのは、一次面接になかなか通過しなかったことです。
書類は通過しても、一次面接になかなか通過しなかったので、内定が出ずに苦労しました。
そのため、工夫した点は「スケジュール管理」と「面接練習」です。
スケジュールは、仕事終わりに面接にいくことが多かったので、活動を続けていく上で必須事項だと思ったので、有休をとって一日に数社受けるのかも含めて考えました。
面接練習は、緊張をしないように練習を何回も繰り返し、面接での受け答えや企業研究の深い掘り下げを繰り返しました。
「ひかり」さんが転職先を選んだ理由
正社員になるために転職活動を開始したため、内定が早い段階で出たことが一番の理由です。
また、教育業界に関心があったので教育業界の企業だったことがとても魅力的でした。
ずっと事務職の経験を重ねていましたが、専門的な職種につき技術を身に着けたいと思っていたので、人事を目指していましたが人事職は既に埋まっていて、経理で雇いたいと面接で言われたので経理として就職することを決めました。
経理はどの職場、どの業界でも必ず必要とされる職種なので潰しがきくと思ったからです。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:経理
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
運営している保育園の小口現金の管理と、本社の小口現金の管理が中心でした。
32園を運営しているので、32園全ての電気代や水道代の支払い、保育料などの支払いや管理を行い、本社の社員の交通費の支払いなども担当していました。
また、補助金が自治体から出るので、その補助金の申請書類の作成や提出なども担当業務の一つでした。
総務職がいなにので総務も兼ねている状態で、備品の発注や職場の整備などもやっていました。
「ひかり」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
正社員にはなれましたので、その点では成功です。
しかし、正社員になることに集中してしまい、転職エージェントを使ったにも関わらず、離職率がとても高い企業に就職してしまったので「ちょっと失敗」と思いました。
離職率が高いので緊急で人手を欲しており、面接一回で内定が出ました。
もっと冷静であれば、裏事情まで察することが出来たと思いますが、焦りもあったため内定が出たことに喜んでしまい、その先まであまり見ずに就職を決めてしまいました。
「ひかり」さんの転職を振り返っての感想
このときの転職活動はとても大変で、一回、非正規雇用になるとこんなにも苦労するのだと身に染みて感じました。
お金がない中で、交通費や写真代を工面するのも本当に大変でした。
内定が出たときは、安心したしとにかく今の生活から抜け出せると思いすぐにでも就職したい気持ちでいっぱいになり、アルバイトをすぐにやめてしまいました。
内定が出た後も、もっと冷静に内定が出た会社のことを考え、さらに就職したあとの生活も考えるべきだと思いました。
「ひかり」さんの今後の目標
現在、この時に就職した会社を退職し、本来の目標にしていた人事職として別の会社に勤務しています。
私は新卒時代から就職に苦労しているので、「働く」ということに関わりたいというか、働く人々を支えたいという気持ちがあったので人事職を目指しました。
今後は人事職として、採用分野と労務管理分野両方に卓越した人間になれるように、知識と経験を沢山積んでいきたいと考えています。
また、社会保険労務士の資格を取得することも目標です。
「ひかり」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
まず、転職活動は焦らないことが大切だと思います。
内定がゴールではありませんし、実際に就職して働きだしたときに、続けていけそうかは絶対に考えた方がいいです。
また、実際の転職活動については、どんなに内定がでなくても、たくさん会社をうけることが大切だと思います。
会社によって「どれくらい人が必要か」「どのような人間が必要か」は全て異なるので、どの企業とマッチするか分からないですし、タイミングもあります。
私の知人は、内定を辞退した人がいたので繰り上がって内定が出た人もいますので、まずは数をこなすことが大切だと思います。