千葉県にお住いの37歳女性「アリー」さんの「4回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「アリー」さんが前職を選んだ理由
グランドホステスとして働くのが長年の夢で、航空会社の制服を着てお客様へのサービスを行う華やかな業界に憧れていたからです。
求人情報に掲載されている殆どの航空会社に応募して、面接までたどり着いたのが採用された外資の航空会社でした。
ベネフィットも充実しており、トレーニングもしっかりしていてすぐに返事をしました。
制服姿でキビキビ働いていた他のスタッフが輝いて見えたのもこの会社で働いてみようと思ったきっかけの一つです。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:グランドホステス(グランドスタッフ)
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:1年未満
前職の業務内容
フライトに乗られるお客様のチェックインからお荷物のお預かり、搭乗手続きとそれに関わるすべての業務を担当していました。
必要なお客様には車椅子やエスコートのサービスをして出発ゲートまで付き添います。
出発ゲートでは、搭乗案内と機内サービスの確認、出発に不備がないかをメンテナンスやクルーたちと確認し合います。
準備が出来るとお客様を機内へ案内し、全てのお客様の搭乗とお荷物の搭載を確認したらフライトを出発させます。
その後、その便に関わる全ての情報処理をオフィスで行い、データを会社の管理システムへ格納します。
「アリー」さんの転職のきっかけ
以前の会社は、完全にシフト制の勤務形態だったため、週末に仕事をすることも多くて主人にも子育ての負担をかけることが多かったです。
子供たちと過ごす時間も殆どありませんでしたし、それを考慮してくれる会社でもありませんでした。
マネージャーの言うことは絶対という社風だったので、一日の勤務時間が12時間を超えることも多かったし、そのためにベビーシッターを雇って子供たちのケアをしてもらったり、金銭面でも大変だったことが転職のきっかけです。
「アリー」さんが転職活動で重要視していたこと
転職する際は、子供たちが小さいので家事、育児、仕事を両立できる環境であることが第一の条件でした。
女性が子育てをしながら働くことがどういうことかに理解のある場所でないと自分も続かないだろうと考えていたので、稼ぎややりがいよりもスケジュールを重視して転職先を探しました。
その中でも自分のスキルを生かせる場で働きたいと考えていたので、少し土俵のある教育という場で私のスケジュールに合う勤務先を選んだのが現在の場所です。
「アリー」さんの転職活動の進め方
インターネットのサイト「インディード」と「リクナビNEXT」を利用しました。
一社目は、そこから応募して連絡を待ち、面接を受け、二社目は、地域で行われているお仕事フェアに参加しました。
お仕事フェアではどの様な仕事内容なのかの紹介だとおもいきや、すぐに書類選考と筆記試験、簡単な面接となりそのまま採用されるというスピード採用となりました。
二社目の方が自分のスケジュール的に条件も良かったですし、安定した就職先だったのですぐに決めました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2020年1月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年3月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
子供たちがいることで限られた時間しか働けないという条件を受け入れてくれる就職先を探すのに苦労しました。
パートであっても勤務時間は先方の都合で働いて欲しいと決まっている場所が多く、今の職場のようにフレキシブルに対応してくれる場所がなかなか見つかりませんでした。
子供がいる女性は働くことが難しいという現実を叩きつけられたようで精神的にも落ち込みましたし、将来の自分が不安になりました。
工夫した点は、最初からこの時間しか働けないということを先方に伝えて採用していただいたことです。
「アリー」さんが転職先を選んだ理由
幼稚園に通う子供のスケジュールを考慮してシフトを組んでくれることが転職の理由でした。
元々、自分の子供を教育するために通信教育で教員の資格を取得していたので、その資格を役立てて働きたいという思いもありました。
幼稚園という場所柄、子供の体調不良での病欠なども考慮してもらえるのでとても働きやすい環境です。
子育てと両立しながら仕事を継続するのは大変なので、自分のスキルを生かして働ける場所が見つかったことを嬉しく思っています。
転職後の詳細
- 業種:教育
- 職種:幼稚園教諭
- 従業員規模:1001名~
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
転職後の業務内容
登園してくる園児たちを迎え入れて、時間割に沿って子供たちを誘導していきます。
子供たちの持ち物の管理やトイレのサポート、食事の手助けなど子供たちが園で過ごすために必要なことは何でもします。
その中でも子供たちの安全を守ることが第一なので、些細なことでもお友達とのやり取りに目を配ったり、外遊びの時間には遊具やおもちゃの使い方などに注意しています。
子供たちが毎日、元気に過ごしているのを見ると転職して良かったと感じます。
「アリー」さんの転職は「成功」だった
やはり自分と家族のスケジュールをやりくりできる職場を見つけることが出来たことが成功と言える要因だと思います。
子供がいて、特別なスキルもなく、限られた時間の中で働くことは非常に難しい状況で、その中でも採用していただけたことに感謝しています。
私と同じような状況のままワーカーが現職場に多く在籍していることも安心ですし、他のスタッフの理解も得られるのでとても充実した職場環境で仕事をすることが出来ています。
「アリー」さんの転職を振り返っての感想
前職は、自分にとって天職と言えるほどの仕事で、仕事内容も好きでしたし、一緒に働く仲間達にも恵まれていました。
しかし、暴言を吐くマネージャーのもとシフトに悩まされながらストレスを抱えて働くのは辛かったです。
家族と過ごす時間が無いこともネックでしたが、昔からの夢だった仕事になかなか見切りをつけることが出来ずにいました。
しかし、前職を辞めたときに時間が自由に使えるようになりとてもホッとしたのを覚えています。
その中でも家計のために働きたかったので、自分が時間をコントロール出来る職場環境を探すことが出来て良かったです。
「アリー」さんの今後の目標
転職後は、今までと違う新しいフィールドなので無知なところも沢山あります。
オンライントレーニングも充実しており、子育てをしながらもやりくりできる職場なので継続していければと思います。
現在は、アシスタントという地位ですが、より教育という場の知識と経験を得て一人前の担任としてクラスを任されるようになることが現在の目標です。
何よりも自分の家族に負担をかけないような働き方で、子供の成長に合わせて勤務時間を増やしていければと思います。
「アリー」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職を考える時、どうしても今いる環境に甘んじようと一歩踏み出せないことがあります。
もしかしたら好きな仕事なのかもしれませんし、良い仲間に囲まれているからかもしれませんが、転職を考えている時点で少なからすその職場に疑問や悩みがあるということです。
転職することはライフスタイルと整えることにも繋がるので、現状に留まるのではなく一歩踏み出すことで自分なりの栄転になることは間違いないです。
働くことで一番大切なのは、ご自身が今の生活を幸せに過ごせるかです。