神奈川県にお住いの30代男性「けんた」さんの「1回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「けんた」さんが前職を選んだ理由
大学3年から4年の秋まで別の業界への就職を希望していましたが叶わず、秋採用で残っていた企業が前職の会社であった為、エントリーし面接を突破したので入社を決めました。
海外志向が学生の頃から強く、海外赴任が若いうちから可能であるという点と、東証一部上場企業という大手であり、安定な部分でも期待がありました。
お客様との話すことに対して抵抗もなく、サービス業では問題なく業務を行なっていけると思いました。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:旅行代理店
- 従業員規模:~10名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:支店長代行
- 雇用形態:正社員
前職の業務内容
法人営業をこの会社では9年半ほど続けてきておりますが、法人営業を行いながら他部署への一時的な移動も一時ありました。
統括アシスタントのポジションでは、お客様のアンケート集計、週末イベント開催など裏方の業務が主な業務になります。
海外駐在では支店立ち上げだった為、法人営業はもちろん、ローカルスタッフのマネジメント、支店のマニュアル作り、銀行口座の開設、エアラインやホテルとの料金交渉などを行ってきました。
「けんた」さんの転職のきっかけ
旅行業は薄利多売の為、利益率が悪く給与が低いのですが、海外駐在という身分で、旅行会社の駐在員の待遇が低すぎました。(商社とかの現地採用の方がまだいい待遇かと)
本社に報告しても、上場企業で大人数であるがゆえ、改善には多くの時間と手間がかかります。
また、オンラインブッキングシステムの台頭によって、旅行代理店が淘汰され始めてきていました。
駐在していた国での旅行会社スタッフは主に、インド、フィリピン、パキスタン、バングラディッシュ などの途上国労働者で、とてもホワイトカラーの行う仕事ではないと認識しました。
旅行代理店というビジネスモデルに未来がないと感じての退職を決意しました。
「けんた」さんが転職活動で重要視していたこと
その業界が、今後海外に対して営業を行うのか、業界的に今後未来があるのか、インターネットや、人工知能によって、淘汰されていく業界ではないかを考えていきました。
会社の規模感は300人にも満たない企業であるかと、今後は広く展開して行く予定であるかを視野に入れていきました。
仕事の求人は、これまでの海外駐在の経験等を活かせることを重視していましたが、前職の経験をもとに代理店関係は探さないようにしました。
そして、自社製品をもっている企業で、競争力がある企業を探しました。
「けんた」さんの転職活動の進め方
転職エージェントを複数登録し、履歴書等を送りました。
すでに履歴書、職務経歴書、英文の履歴書を作成していたので、後はオファーを待つといったところでした。
オファーを待ちつつ、履歴書の内容をしっかりとチェックして、書類落選があった場合などは履歴書の改善を行っていきました。
また、知人等で転職活動行った人に、転職活動をしていた時の状況などを聞いたり、履歴書を見せてもらうなどして、自分の履歴書のブラッシュアップに努めました。
あわせて読みたい
転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社~20社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2018年9月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
転職活動中は、事前に転職活動をした方々から多くの意見を聞いていたので、さほど転職活動に苦労は感じませんでした。
書類選考に関して言うと、日系は中途採用は学歴と出身企業で判断するのではないかと思いました。
一方で、外資系の企業では出身企業で一定の判断はするものの、面接を行い、その人の人物像をしっかりと見てから判断を下す印象でした。
語学力がまだまだ不十分であると感じていたので、英語の勉強を多く行い対策をしていきました。
「けんた」さんが転職先を選んだ理由
テクノロジー業界に、かねてから関心がありました。
インターネットによるビジネスが今後加速すると思い、IT業界に関して転職活動を行っていこうと思いました。
現在、日本ではIT業界の人材が不足している、または新しい業界であるため、中途採用でも未経験者を取る可能性がありました。
また、こちらの会社は上場前の会社で、かつ、アメリカの資本で運営されている会社です。
日本の会社と異なり、アメリカの会社の方が世界基準に適したビジネスモデルであったり、経営戦略も世界基準です。
今後も世界を舞台に活躍していただきたいと思いまして、この会社を志望しました。
転職後の詳細
- 業種:IT・通信系
- 職種:デジタル広告業界
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:セールスマネージャー
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
主に日本のパブリッシャーに対しての営業が主な業務内容になり、弊社の独自のプラットフォームの導入営業を行ます。
日本では広告とパブリッシャーが、弊社のプラットフォームを利用しています。
日本への営業は主に電話会議での営業になり、テレアポを行うこともありますがほとんどの営業手法はメールになります。
テレビ会議なのでミーティングの3分前まで自分の仕事ができますので、移動時間に関するロスがなく、非常に効果的な効率的な営業手法といえます。
「けんた」さんの転職は「成功」だった
前職の旅行業と異なり、利益率が非常に高い中ビジネスモデルです。
また、世界で1番最新のテクノロジーを持っている会社なので、この企業に入ってからも様々な企業からオファーがあります。
同業他社からもこの企業に対して入社をしたいと言う人が非常に多くいるそうで、この企業に入れたことが自分にとって非常に運がよかったと思います。
ここで経験を積んだ後次の企業にと言ったことを考えていますが、この企業で働きながら市場価値を上げていきたいと思います。
「けんた」さんの転職を振り返っての感想
転職活動については思ったより時間が掛からなかったのですが、前職の現在を振り返ったときに転職をして正解だと思いました。
これまで出張手配する会社でしたが、出張する会社に入ってから思うのは、旅行業と言うものは主張する企業からしてみるとメインのものではなく、総務や事務等が行う作業であることがわかりました。
また、現在は旅行会社を介さずに自分で調べることもできますので、旅行会社に対する価値というのが少なくなっていると感じました。
「けんた」さんの今後の目標
大学卒業以降、前職そして現在の仕事ではスタートアップ(マーケットの新規開拓など)の任務を行うことが数多くありました。
しかし、今後は中規模の組織を率いる業務を行っていきたいと思い、さらに安定的な業務で今後はやっていきたいと思いました。
スタートアップは日の目を見るのが数年後と先になるので、将来的にキャリアを築いていくためには、既に完成されたマーケットながら中規模の場所で行い、結果を残してことが大切だと思いました。
「けんた」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動すぐ始めると言う前に、数ヶ月単位で今後どういったものをやっていきたいのかを考える必要があります。
業務が忙しいかったり、同僚との関係が悪いからといって、すぐに転職を決断するのではなくて、しっかりと将来を見せた形で日々の業務を行うことです。
そうすることによって面接等でも非常にしっかりとした発言ができると思います。
また、面接は営業となりますので、これまで営業経験してきた人は自分は何が強みなのかどういうものが売りであるかを、自社製品から自分自身に置き換えた形で面接に臨んでみてください。