鹿児島県にお住いの40代男性「TBSIR」さんの「3回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「TBSIR」さんが前職を選んだ理由
その前職が同じ食品製造業であり、また総務経理であったため、そこでの経験が生かせるのではないかと思い志望しました。
食品製造業であるがゆえに、その管理マネージメントとしての資格をいくつか保有していましたし、面接の際もそこが私にアピールポイントとなりました。
そのおかげでそのアピールポイントも含め何得していただけたようで、無事採用していただくことになりました。
また総務経理としての経験も認め地ただけたようですし、即対応可能との判断のもとの採用だったようです。
前職の詳細
- 業種:流通・小売系
- 職種:総務経理
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:係長
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年以上
前職の業務内容
総務経理業務として担当しておりました。
詳しくは銀行業務全般、仕訳作業などを含め試算表・決算書作成の経理業務全般、給与支払業務などを含めた労務管理全般、資金繰りなど深く幅広い業務を担当しておりました。
そのほかにも入退社の方々の社会保険手続きなどを含めた業務や、会社のイベントごとの企画立案構成及び準備、その他付随するありとあらゆる関連業などすべて網羅することが難しいほどの内容でした。
まさに何でも屋として働いていたイメージです。
「TBSIR」さんの転職のきっかけ
前職で色んな業務をこなしていたにもかかわらず、代表取締役である社長の経営放漫により経営状況が悪化し、資金繰りも管理していたことも関係し、今後その会社に将来性が見いだせないと判断しました。
いくら提案しても聞き入れず、度重なる事業失敗の連続の末に経営放棄をしてしまいました。
私の人生はおろか、妻や子供たちの将来まで犠牲にするわけにはいかないという気持ちが強くなり、思い切って転職を決断しました。
この決断は今となっても間違っていません。
「TBSIR」さんが転職活動で重要視していたこと
何と言ってもその会社の経営が健全であるかどうか、そして上層部が自分たちの業務に対してどれだけの理念と熱い思いをもって向き合っているかという点でした。
正直前職では従業員の熱い思いを無視し、独善的な事業展開の末失敗の連続で負債を多く抱えるデススパイラルを生み出した末に最終的には経営を放棄した社長の件もあり、転職後はどうしてもそういった観点から考えてしまいました。
面接においてもこの点は恐れなく積極的にこちらからも質問しました。
「ご自身お業務についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?」と。その時応えてくださった上司の方は大変熱い思いで真摯に答えてくださり、今はその方の下で精いっぱい働いております。
「TBSIR」さんの転職活動の進め方
探し方は一般的な方法でありますが、ハローワークに求人登録を行い、ハローワーク内でのパソコンで求人票を検索し、その中から選び窓口で相談するといった方法のみです。
その会社はちなみに履歴書・職務経歴書の事前送付による書類選考はなく、即面接対応でありました。
実際窓口で相談した際は翌日には面接可能となり、さっそく翌日にはしっかりと準備し面接を受けました。そして二日後ぐらいには採用の連絡をいただきました。
ですから正直職探しに苦労するほど時間はかかっておらず、大変幸運であったと思います。
転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2018年5月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年6月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
早々と決まったこともあり、さほど苦労したというほどの経験はありませんが、言えるとすれば履歴書をしっかりと隙間なくできるだけ丁寧に記入作成することだと思います。
面接であろうが書類選考であろうが必ず必要となる履歴書ですが、人によってはただ単に必要項目を埋めるだけの形式的なものになっていると思いますが、それは決してやっていはいけないことだと思います。
むしろこれでもかと言わんばかりに志望動機も職歴も自己PRもしっかりと記入すべきです。
その方がより面接官の目に留まりやすいアピールでもあり、その差が採否を左右することすらあると思います。ですから履歴書作成には魂を削って書いてください。
「TBSIR」さんが転職先を選んだ理由
転職先の業界はそれまで経験したことのないものでしたが、あくまで総務経理職としての業務にこだわったためにここを転職先として決めました。
正直総務経理という部署はどんな業種の会社でも必ず設けられている部署であり、基本的なフォーマットというものが存在しているので、すべてではなくとも前職での総務経理での経験が十分に生かせられる要素が十分にあります。
また今の会社はソフトウェアのシステム確立を取り組んでいるため、その遂行のためにもどうしてもパソコンに精通した人材が必要だったようです。
私自身は業務の性質上ということもありますが、独学ながらもパソコンを深く勉強しており、その知識経験も十分に生かせられると判断しここを転職先に考えました。"
転職後の詳細
- 業種:流通・小売系
- 職種:総務経理
- 従業員規模:11~100名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:なし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
基本的には給与計算や社会保険手続き全般に関する労務管理がメインとなります。
その会社は各部署のセクションわけが明確化されており、総務であっても労務管理と経理でしっかりと役割分担があり、とにかく給与計算に注力できる点は前職の経験からも大変良かった点ではあります。
また総務といえども、会社内で起こったトラブル関係は主に上司への報告義務からきちんと報告し、上司の指示のもと対応していくというトップダウン.が確立されております。
前職では社長に相談してもうろたえるのみで、結局すべて総務というだけですべての解決を行わなければならなかった経験から考えてもとても助かっています。
「TBSIR」さんの転職は「成功」だった
何と言っても今まで自分自身が経験した知識・技術がほとんど生かせる部署として働けるからです。
もともと自分自身デスクワークが得意であると自負しており、そのためにパソコンに関する知識技術も勉強し、さらには経理経営全般に関する勉強もしていました。
それら努力もここでは十分に生かせており、毎日の業務が楽しくて仕方ありません。
何と言ってもこの会社は今後の将来性がとても明るく感じられていて、そのためにも今の自分自身でもできる限りの事は精いっぱい行いたいと思える職場でもあります。
「TBSIR」さんの転職を振り返っての感想
転職は先行きの見えない暗く不安なものだと思います。
それでもあえて現状をすててまで転職を行うには勇気も必要ですが、それほど突き動かすほどの自分自身の中に熱い気持ちがあるからだと思います。
その気持ちは決して抑えることはできないでしょうし、むしろ大事にすべきことだと思います。
自分自身は転職を振り返ってこういった気持ちで臨んでいましたし、その決断は今となっても正しかったと自負しております。
覚悟を決めて正解だったと思います。
「TBSIR」さんの今後の目標
今後更なる昇進試験を受けて、自分の担当する業務にさらなる広がり深みを増したいと思います。
そのためには更なる勉強が必要だと思います。資格を取得するといった勉強も必要ですし、自分自身の人間力という名の器量を上げるための努力も必要だと思います。
他にももっともっと経験して知識を増やし技術を磨かなければならないことが山積みです。今は一歩一歩しっかりと足元を踏みしめながら業務遂行をしていきたいと思います。
それこそが自分自身の成長につながると思います。
「TBSIR」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
上述にありますが転職は不安の付きまとうものであります。
しかしそれを決断させるほどの熱い気持ちがご自身の中にもあるのも事実です。
まずはその気持ちが本物かどうかよく自問自答し、そして奥様などのパートナーにもしっかりと相談すべきだと思います。
けっして独善的に軽率に行わないことです。
そして一度転職を決めたら覚悟を決めることです。
退職したとたん辞めなければよかったなどと後悔しないか、一時的な感情だけで動いていないか、覚悟は本当に決めたのかしっかりと確認してほしいと思います。
あとはとにかくひたすら前を見て進むのみです。
そこから道は開けます。